12月6日(日)放送の「食が変われば地球が変わる」(昼3:30-4:54、TBS系)では、剛力彩芽が、食の最前線を歩き、まだ食べられるのに廃棄される「食品ロス」の現場や、カフェで始まった取り組みなどを体験し、「地球温暖化」について考える。

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剛力彩芽が「食」の現在を考える

まだ食べられるのに廃棄される食品ロスは、日本では年間600万トンを超えるという。剛力は、神奈川県にある、余った食品を独自の発酵技術で飼料に変え養豚業者に提供する日本フードエコロジーセンターを訪れる。

そこには、毎日35トンの食品が届く。すべてまだ食べられるのに捨てられたもので、実際に目にした剛力は食品ロスの深刻さを実感する。食品ロスは、もったいないだけでなく、焼却処分する際に大量の二酸化炭素を発生させるため、地球温暖化の一因にもなっている。

また、剛力は、全国に店舗を構えるコンビニエンスストアローソン」の本社と店舗も訪れる。コンビニ業界も環境に負荷をかけるビジネス形態から変わろうとしているという中、「ローソン」はどう変わろうとしているのか、具体的な商品事例をリポートする。

■カフェで始まった取り組みを体験

食品ロスのうち半分近くを占めるのが、生ごみをはじめとする「家庭の食品ごみ」。ほとんどが水

分のため焼却により多くのエネルギーが必要で、二酸化炭素の発生も深刻だという。そしてもうひとつ問題となっているのが、カフェブームで大量に廃棄される「使用済みのコーヒー豆」。

このふたつの問題を解決するカギとして注目されているのが燃やさずに、堆肥化し、野菜を育てる「コンポスト」だ。剛力は、自らも自宅で出た生ごみを持参し、コンポストを始めたという表参道のカフェを訪れる。

持続可能な社会を後押しする“Z世代

番組では、1990年以降に生まれた“Z世代”と呼ばれるモデルの長谷川ミラとNPO法人代表の伊達ルーク氏にも迫る。2人は持続可能な社会に向けたライフスタイルを、積極的にSNSで発信している。そんな2人には企業も注目しており、彼らは何をかっこいいと感じ、消費しているのかなどを取り上げる。

そのほか、持続可能な漁法でとれた魚介類だけを使うフレンチ料理店や、ビーガンメニューが充実したレストランなど「地球に負荷をかけない」をコンセプトにしたレストランなども取材する。

剛力彩芽 コメント

正直、知らないことばかりでした。「食品ロス」についてもニュースなどで知ってはいましたが、これほど多いとは、実際に目にすると言葉を失いました。

一方で、私たちが日々の暮らしでできることもたくさんあるんだ、ということも実感しました。「知る」ことはとても大事なことだと思います。そして、番組ではおいしいものにも出会いました。難しく考えずに観ていただきたいと思います。

微力ですが、「地球にやさしい食」を私も発信していきたい。明るい未来を想像したくなる番組です。

■プロデューサー・高藤秋子氏 コメント

番組は、身近にできる温暖化対策について実例を挙げながらご紹介します。昨年、国連のIPCCは、温暖化の原因となっている「温室効果ガスのうち最大37%は私たちの食糧システムからでている」という衝撃的なデータを発表しました。

「食品ロス」は、もったいないだけでなく、焼却処分することで多くの二酸化炭素を排出し「温暖化」にも影響を及ぼしているのです。「温暖化対策」と聞くと、国や企業がやることというイメージが持たれがちですが、実は私たちが暮らしの中で、楽しくできることがたくさんあります。

そして、感じたことを誠実な言葉でナビゲートしてくれた剛力彩芽さん、パワーあるZ世代2人の魅力も、見どころ。ぜひご覧ください。

剛力彩芽が食品ロスの現場や新たな取り組みをリポート/(C)RKB