FC東京は3日、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)・グループF第6節でパース・グローリー(オーストラリア)と対戦し、1-0で勝利。決勝トーナメント進出を決めた。

前節、蔚山現代(韓国)に逆転負けを喫したFC東京。決勝トーナメント進出に向けて勝利が絶対条件となる今節はその一戦からスタメンを6名変更。アンカーには出場停止となった森重の代わりに品田を配置した他、最前線にアダイウトンが入った。

開始1分からアダイウトンがオーバーヘッドでフィニッシュまで持ち込むなど、積極的な入りを見せたFC東京が幸先良く先制に成功する。8分、自陣中央左サイドから品田が前線に向けてロングボールを供給。このボールに反応したアダイウトンがワンタッチでボックス左に侵攻し、GKレディと一対一の局面も難無く制し、右足シュートをゴール左に流し込んだ。

アダイウトンに今大会初ゴールが生まれたFC東京は17分にもチャンス。中村帆高からのパスをボックス左で収めた田川が時間をためて折り返す。このボールがゴール前の内田に渡るも、足元に入りすぎてしまい、つま先で突いたシュートは左ポストに嫌われた。

28分にも三田のFKからチャンスを作るなど、FC東京が敵陣でのボールポゼッションを高めていく。しかし、追加点を奪えないまま、試合を折り返した。

ハーフタイム明けに3枚選手を入れ替えたパース・グローリーに対して、FC東京は後半立ち上がりは押し込まれる展開に。そのなかで、57分に田川と三田を下げて原と安部を送り出す。

その直後の59分、アダイウトンとのパス交換からボックス左に侵攻した原がボールをキープしながらリターンパス。ボールを受けたアダイウトンだったが、シュートまで持ち込めずGKに処理されてしまう。

69分にレアンドロと高萩を投入したFC東京は76分、アダイウトンがハーフライン付近から持ち運んでボックス内にスルーパス。ボックス中央でボールを収めた原が倒れ込みながら左足シュートを放つも、対峙したDFに当たってわずかにゴール右へ外れてしまう。

80分にカストロの右足シュートをGK波多野が防いだFC東京は87分に左サイドを崩した流れから原に決定機が巡ってくるも決めきれず。それでも、前半序盤のアダイウトンのゴールを守り切ったFC東京が1-0の勝利を収めて、グループ2位通過で決勝トーナメント進出を決めた。

なお、6日に行われる決勝トーナメント1回戦では北京国安(中国)と対戦する。

パース・グローリー 0-1 FC東京
FC東京
アダイウトン(前8)

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