叱りすぎと感じているお母さんは、叱ることを3つに絞ってみよう
子どもを常識ある大人にするために“厳しくしつける必要がある”と考えているお母さんもいるかもしれませんね。毎日言い続ければいつかはできるようになるだろうと信じて頑張っていても、つい力が入ってしまい「何回も言ってるでしょ、ダメな子ね。」と怒鳴ってしまうこともあるはず。
しつけは大切ですが、叱ってばかりだと子どもは自信をなくしていきます。
“こんな叱ってばかりでいいのかな”と悩んでいるお母さんには、叱ることを3つに絞ることをお勧めします。


叱るのは“危険・不道徳・不健康”だけでいい!ガミガミママから脱却
何でもかんでも叱っているとお母さんは口癖になってしまい、子どもを見るたびガミガミ口を出してしまいます。お母さんが疲れていたり余裕がない時は、なおさらヒートアップしてしまうこともあるでしょう。
子どもも何をやっても怒られるからとやる気のない子になってしまうかもしれません。お母さんの叱る基準を決めることで、子どもにも分かりやすく伝わるはずです。
叱る前に“危険・不道徳・不健康”なことかを考えてみましょう。


大人が無駄だと思うことでも子どもには貴重な経験になることもある
1歳になるAくんは活発で目に入るものはなんでも興味を示します。保育園の帰り道、大きな水たまりを見つけて入ろうとしました。お母さんはすかさず「やめなさい。入らないで。」と言いました。
お母さんは靴も服も汚れるし、風邪を引くかもしれないし、無駄なことだと考えて止めたのです。
しかし水たまりに入ることは、実は子どもにとっては貴重な経験の一つになるのです。水の音や水の動きなど、水の性質を学ぶことができるのです。


“危険・不道徳・不健康”はしっかり目を見て叱る。それ以外は観察しよう
お母さんからすると無駄だと思うことでも、子どもにとっては大きな学びになることがよくあります。お母さんが叱ることを3つに絞ることで、子どもの好奇心から学びが広がり、将来必要な力、思考力・判断力・表現力などを育てることができるのです。
叱る前にちょっとだけ考えてみてください。“危険・不道徳・不健康”に入っていれば、しっかり目を見て繰り返し注意しましょう。この3つに入っていなければ、観察して見守りましょう。


今日の1日1成長
叱るポイントは危険・不道徳・不健康。叱る前に考える時間を作ろう
子どもの好奇心も1成長、お母さんの判断力も1成長。
新田みほ(文)かわさきちか(編集)日本キッズコーチング協会(監修)http://jakc.or.jp/
(mamagirl
掲載:M-ON! Press