6日、ブンデスリーガ第10節ブレーメンvsシュツットガルトの一戦が行われ、1-2でシュツットガルトが勝利した。ブレーメンのFW大迫勇也は80分までプレーし、シュツットガルトのMF遠藤航はフル出場していた。

問題となったのは、0-1とシュツットガルトのリードで迎えた後半アディショナルタイムだった。ブレーメンDFエメル・トプラクのバックパスが中途半端になったところを、シュツットガルトのFWサリス・ワマンギトゥカが奪い、後は無人のゴールに流し込むだけという場面になった。


しかし、ワマンギトゥカはあえてスピードを落とすと、相手GKイリ・パブレンカの様子を伺いながらボールを止める。パブレンカが追いかけ、ボールに追いつく手前でワマンギトゥカがゴールに蹴り込んだ。

このプレーには、ブレーメンFWダビー・ゼルケも激怒してワマンギトゥカに詰め寄り、主審からはワマンギトゥカにイエローカードが提示されていた。

ワマンギトゥカは試合後に自身のインスタグラムを更新。「僕はすべての試合で対戦相手を尊重している。2つ目のゴールは、この重要なゲームでチームのために時間を稼ぎたいと思ってやったことだ。ブレーメンゴールキーパーと相手のためにやったことではない」と釈明。プレーに煽る意図はなく、あくまで勝利のために取った手段だと主張している。

しかし、SNS上では、ワマンギトゥカのゴールに対し、「これまで見た中で最も無礼なゴールの一つ」や「リスペクトに欠けている」といった批判的な声も挙がっている。

ただ、シュツットガルトはその直後に失点。最終的に1-2で勝利を飾ったものの、ワマンギトゥカのプレーがなければ、勝ち点3を失っていた可能性もゼロではない。

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