AFCチャンピオンズリーグ(ACL)2020東地区準々決勝、蔚山現代(韓国)vs北京国安(中国)が10日に行われ、蔚山現代が2-0で勝利した。

FC東京と同居したグループFを首位通過し、ラウンド16ではDF西川聡擁するメルボルン・ビクトリー(オーストラリア)に3-0で快勝した蔚山現代と、FC東京を下して8強に進出した北京国安が対戦。

試合が動いたのは21分。今回が3度目の準々決勝となる蔚山現代は右サイドのイ・ヒョンスンが上げたクロスからネグランがバイシクルシュートを放つと、北京国安のキム・ミンジェの手に当たり、VARの末にPKの判定に。これをネグランが沈めて先制に成功した。

初の準々決勝となる北京国安も25分にR・アウグストのシュートでゴールに迫るが、ここはGKの正面に。42分のチ・チョグオのヘディングシュートもGKに簡単に処理されてしまうと、その直後に蔚山現代が追加点を挙げる。

相手のクリアボールを敵陣中央で奪ったネグラン。ゴール正面のやや遠い位置から迷わず右足を振り抜くと、シュートはDFの間を抜けて、ゴール左に突き刺さった。

スーパーゴールでリードを広げた蔚山現代は後半立ち上がりに、ラウンド16でFC東京に引導を渡したアランビッグチャンスを許すが、GKチョ・ソヒュクのビッグセーブでピンチを凌ぐ。また、65分にはボックスの外から放たれたビエラのシュートが左ポストに直撃するなど、運も味方する。

さらに68分には、そのビエラにフリーでゴール前に侵入されシュートまで運ばれるが、DFが決死のブロックに入り失点を阻止。

その後は5枚の交代カードを全て使いながら試合をコントロールした蔚山現代が相手を完封し、2-0で勝利を収めた。3度目の準決勝進出を果たした蔚山現代は、東地区準々決勝もう一方のカード、ヴィッセル神戸vs水原三星の勝者と対戦する。

蔚山現代 2-0 北京国安
【蔚山現代】
ネグラン(前21)【PK】
ネグラン(前42)

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