今年最も話題になったゲームといえば『艦隊これくしょん -艦これ-』。 実在した旧日本海軍の戦艦や巡洋艦などを擬人化した艦娘たちが謎の勢力と戦うシミュレーションゲームです。 ユーザー数はすでに100万人を超えたとの話があり、その人気っぷりはアニメやマンガ、フィギュアへの展開が過去類を見ない速度で進行している事から明らかでしょう。

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そんな「艦これ」に登場する艦娘にメロメロにされている提督のみなさん。 そろそろ…"聖地巡礼"に出かけてみたいと思っていませんか? 今回は提督さんたちに初めての聖地巡礼にオススメなスポットをご紹介したいと思います。

艦娘たちの聖地ってどこなの?


アニメやマンガなどで舞台地となった場所やキャラクターの生まれ故郷などを巡る旅。 それを一般的には「聖地巡礼」と言いますよね。

では「艦これ」の場合はどうでしょうか。 出生地(建造場所)、沈没場所(墓巡り)、そして名前の由来となった場所が艦これの聖地になると思います。

具体的に言えば艦娘の「正規空母 赤城」の聖地は生まれ故郷の広島(呉海軍工廠)と名前の由来となった群馬県赤城山になるでしょう。 沈没場所は太平洋の真ん中にあるミッドウェー諸島近海なので、こちらは巡礼出来るような場所ではありませんしね…。

これらの場所全てを巡るのはさすがに無謀でしょうね…。

【気軽にいける観光スポット巡り】日米の艦艇を一望できる横須賀・軍艦巡りの旅

在日米軍基地がある神奈川県横須賀市。 ここには自衛隊の地方協力本部もあり、さまざまな護衛艦、空母などを眺めることが出来ます。

オススメは京急線汐入駅から徒歩5分ほどの場所にあるショッパーズプラザ近くから出港している「YOKOSUKA 軍港めぐり」のクルージングです。

海上からアジア最大級の軍港や日米のイージス艦、空母、潜水艦などを眺めることができ、1日に5~6回ほど実施されているそうです。
運が良ければ提督さんの耳にも馴染みのある名前を見かけるかもしれませんよ?

少し移動すると1900年代前半に活躍した敷島型戦艦4番艦「戦艦 三笠」を可能な限り当時のまま保存・展示している三笠記念公園があり、艦内に入って見学(有料)することもできますよ。 街中には旧日本海軍時代の施設跡なども残っているので横須賀の街を散策してみるのも良いでしょうね。

行ってみたいかも!まさかの○○巡り!?

世界一有名な戦艦の痕跡を追う広島・大和魂の旅

広島といえば呉海軍工廠。 呉海軍工廠と言えば…日本が誇る超大型戦艦「大和」でしょう。

JR呉線呉駅からゆっくり歩いて10分ほどの場所にある「大和ミュージアム」には、戦艦「大和」に関する資料や写真、実際に使用されていたパーツなどが多数展示されています。 館内に設置された約26mもの大きさを誇る迫力満点の「1/10 戦艦 大和」は必見ですよ。

他にも零式艦上戦闘機六二型(零戦)や九三式魚雷なども展示されているのでお見逃しなく!

広島は昔から造船業が盛んな地域だったこともあり、呉海軍工廠の造船ドック跡が残されていたり、潜水艦をメインに扱う珍しい資料館などもあるので、艦これファンだけでなく船や潜水艦といった「海の乗り物」にロマンを感じる人ならば一度は訪れるべき場所だと思います。

意外と近所にあるかもしれない由来の地巡り

昔から日本の軍艦(現在は護衛艦)には大和や陸奥といった旧国名から雷や霞のよう自然現象などさまざまな艦名が採用されています。 これらは艦のクラス(戦艦や巡洋艦など)に応じて決められているそうです。

そして艦名の中には高雄や摩耶、長良のように山や川から名前を取っているケースもあるので、皆さんが住んでいる近くにお気に入りの艦娘由来の地があるかもしれませんので調べてみると良いかもしれませんよ。

まさかの制作会社巡り!?

艦隊これくしょん -艦これ-』の生み出した角川ゲームス千代田区富士見)と配信・運営を担当しているDMM.com渋谷区恵比寿)もある意味では"艦これの聖地"かもしれませんね。

けいおん!』や『らき☆すた』などで知られる京都アニメーション京アニ)の本社を訪れるアニメファンがいるように、角川ゲームスDMM.comのビルを眺めに行こうかなと思っている人がすでにいるかも?

巡礼に行く時はくれぐれも社内に入ろうとしないようにしましょう。 最悪の場合、憲兵さん(警備員)たちにドナドナされてしまいますよ。

最後に覚えておいてほしいマナーと心構え

楽しい聖地巡礼は「現地」の理解があってこそのもの。 大きな声で騒いだりゴミのポイ捨て、良い写真を撮ろうと周囲の人に迷惑をかけるような行為はしないように気をつけましょうね。

何度か聖地巡礼をしている身としては、好きな作品やキャラに思いを馳せながらゆったりまったりと舞台地を巡り歩くのが一番楽しいと思います。 そうすることで思いもよらない発見や出会いがあるわけですから直行直帰な旅では味気ないですよ。

みなさんも今度の休日にでも身近なところから艦これ聖地巡礼に出かけてみてはいかがですか?

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