国際サッカー連盟FIFA)は11日、『ザ・ベスト・FIFAフットボールアウォーズ2020』の男子年間最優秀監督賞にノミネートされた最終候補者3名を発表した。

 11月25日に発表されていた候補者5名の中からリーズを率いるマルセロ・ビエルサ監督、バイエルンを率いるハンジ・フリック監督、リヴァプールを率いるユルゲン・クロップ監督が最終候補に選出された。

 候補者は2019年7月20日から2020年10月7日までの功績に応じて、パネリストが選出。受賞者はファン、ジャーナリスト、代表監督および代表キャプテンの投票によって決められる。表彰式は12月17日チューリヒで開催される。

 2018年7月からリーズの指揮を執るビエルサ監督はクラブをチャンピオンシップイングランド2部)で優勝させ、名門リーズを16年ぶりにプレミアリーグ復帰に導いた。

 バイエルンのフリック監督は2019年11月、シーズン途中からの就任となったが、ブンデスリーガ史上初の8連覇や7年ぶり6度目のチャンピオンズリーグ(CL)優勝などに導いた。DFBポカールも合わせ、就任初年度で3冠を達成している。

 クロップ監督はリヴァプールを30年ぶり19回目の1部リーグ優勝に導いた。リーグ開幕から27試合無敗(26勝1分)で首位を独走し、リーグ記録に並ぶ「18」連勝も達成。また、獲得した勝ち点「99」はクラブ史上最多となっている。

 年間最優秀監督の候補者は以下の通り。※()内はクラブ/所属リーグ

マルセロ・ビエルサ(リーズ/イングランド2部→1部)
ハンジ・フリック(バイエルンドイツ1部)
ユルゲン・クロップリヴァプールイングランド1部)

▼その他ノミネート
フレン・ロペテギ(セビージャスペイン1部)
ジネディーヌ・ジダンレアル・マドリードスペイン1部)

最終候補の3名。左からマルセロ・ビエルサ、ハンジ・フリック、ユルゲン・クロップ [写真]=Getty Images