バイエルンのハンジ・フリック監督が無観客試合の影響について語っている。ドイツ『キッカー』が伝えた。

ブンデスリーガは今季、開幕から観客を入れての試合を行ってきたものの、ドイツ国内で新型コロナウイルス感染者が増えてきたことによって、11月からは無観客での開催に変更。現在でも観客動員を再開する目途は立っていない。

そんな状況の中、フリック監督は「プレーできることに満足している」とコメントした上で、無観客試合における不利益な点を語った。

ピッチでは、ベンチを含めて相手から多くの声が聞こえてくる。そしてそれは必ずしも良いこととは限らない。(その言葉を)受け取らなければ良いことだが、それがとても難しいときもある」

「相手ベンチに聞けば、我々も同じだろう」

「ベンチにいる我々は感情を持っており、それが全て正しいと言うことは出来ない。それはごく普通のことであり、一部のことでもある。以前は単純にファンにかき消されていたが、スタンドは今静かになっている」

無観客試合への不満をこぼしたフリック監督だったが、最後には「これは批判ではなく、ロックダウン後の最初の試合で気付いたことだ」と付け加えている。

選手にとっても、ファンにとってもストレスフルな無観客試合。ブンデスリーガのスタジアムに観客が戻るのはいつになるのだろうか。

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