柴咲コウが主演を務める「35歳の少女」(日本テレビ系)の最終話12月12日に放送された。

【写真を見る】最終話で秘密が明らかになった主人公・望美(柴咲コウ)の鉛筆画

望美(柴咲)と初恋相手・結人(坂口健太郎)の恋の行方や、登場人物たちが抱く夢の行方、崩れてしまった家族の再生など、問題となってきたことのすべてを回収するかのような、怒涛(どとう)の展開だった最終話

視聴者が「結人くんの告白、感動!」「生きていればチャンスがめぐってくるという希望をもらえた」などの声を寄せ、SNSには最終話への感想があふれている。 (以下、ネタバレが含まれます)

■母亡き後、前を向いて歩きだした家族たち

多恵(鈴木保奈美)の死後、時岡家の面々はそれぞれがゆっくりと前を向くようになった。愛美(橋本愛)は、デザインコンクールに応募することを決め、進次(田中哲司)は建築士を目指すと家族に告白する。

旧友の結婚式で司会の代役に抜てきされた望美は、結人と再会。親子ゲンカが起きた結婚式を、見事に収束させた望美の姿を見た参列者から、北海道のローカルテレビ局でアナウンサーをしてみないかと誘われる。

子どものころから夢見ていた「アナウンサーになること」をかなえるため、北海道へ行くことを決めた望美。結人と離れ離れになることを悩んだが、図書館で再び会った結人は、望美の背中を押してくれた。

■「もし望美が死んだときにおまえの家族でいたいんだ」深い愛の告白に感動!

「結人くんの顔見たら行きたくなくなった」と、子どものように甘える望美だったが、結人は望美にアナウンサーになる夢を諦めてほしくなかった。

「浮気しないよね」と不安がる望美に、結人は「言っとくけど、オレはおまえとしか結婚するつもりないから。オレはもし望美が死んだときにおまえの家族でいたいんだ。オレが死んだときも、おまえに家族でいてほしいんだ」と告白。

「オレたちは死ぬまで一緒にいるために出会ったんだ」という結人の言葉に、心から安心した表情を見せた望美。結人と抱擁し「あなたのおかげで生きていく勇気を持てた」と感謝を伝えた。

その後、多恵の墓前を訪れた望美と愛美。コンクールの入選を報告した愛美は、姉・望美の姿を描いた絵のタイトルは「35歳の少女」で、「今の私にとって大切な家族はこの人だからさ」と、今後はたくさんの人を笑顔にできるような人間になりたいと誓った。

■あの望美の顔を描いたのは妹・愛美だった!

愛美の描いた望美の顔の絵は、ドラマ「35歳の少女」のメインビジュアルになっており、タイトルや次回予告で何度も使用されていた鉛筆画。その絵を描いたのが愛美だと判明したり、ドラマ本編の最後に望美が誕生日を迎えて「36歳の少女」とおなじみのタイトルがひとつ歳を重ねた形で柴咲の顔にかかって終わったり、話題が満載だった最終話

視聴者は「伏線回収できるのかと思ってたけどさすがだった」「あきらめずに夢を追いかける姿って美しいね」「皆幸せになって良かった涙」と、大きな感動を味わえたようだ。

「35歳の少女」は「TVer」で最新話を無料配信しているほか、Huluでは見逃し配信とオリジナルストーリー「25年前のあなたへ」を配信中。

「35歳の少女」が12月12日に最終話を迎えた/(C)NTV