ドルトムントは13日、ルシアンファーブル監督の解任を発表した。なお、コーチを務めるマンフレッド・シュテフェス氏の解任も同時に発表している。

 2018年7月からドルトムントを指揮したファーブル監督は、3シーズン目の途中でクラブを去ることとなった。ドルトムントでは公式戦通算110試合を指揮し、68勝17分け25敗という成績を残した。過去2シーズンはクラブをブンデスリーガ準優勝に導いている。

 しかし、ドルトムントは今季、チャンピオンズリーグ(CL)のグループステージを首位で突破したが、ブンデスリーガでは直近の5試合で1勝1分け3敗と、結果を残せていなかった。12日に行われたブンデスリーガ第11節のシュトゥットガルト戦では1-5で大敗し、これが解任の決定打となったようだ。

 ドルトムントハンスヨアヒム・ヴァツケCEOはクラブ発表に際し、「ルシアンファーブルは過去2年半にわたって素晴らしい仕事をしてくれた。彼のチームはブンデスリーガで2度準優勝を果たした。プロとして、人として、彼には非の打ち所がない」と語っている。

 今季終了まではこれまでコーチを務めていたエディン・テルジッチ氏がチームの指揮を任されるという。同氏は2010年7月からドルトムントの下部組織でコーチを務めており、2013年7月からはベシクタシュ、2015年8月からはウェストハムのトップチームでコーチを務めた。そして2018年7月、ファーブル監督の就任と同時にドルトムントに復帰していた。

 

解任が発表されたルシアン・ファーブル監督 [写真]=Getty Images