デロイト トーマツ グループ(東京都千代田区グループCEO:永田高士)は、本日、日本政府が掲げる「2050年カーボンニュートラル実現」への積極的な貢献を加速する目的で、グループ横断で知見を集約して活動を推進するグループCEO直轄の取り組みとして、「Climate Sustainabilityイニシアチブ」を立ち上げました。
デロイト トーマツ グループは、日本最大級のプロフェッショナルグループとして有する幅広い専門性と総合力を駆使して経済社会や産業の将来像を指し示し、その実現に必要とされる経営変革と社会イノベーションを加速させる「経済社会の変革のカタリスト」となることを目指して、グループ横断的に様々な取り組みを進めています。こうした取り組みの一環として、本イニシアチブにおいては、気候変動対応と脱炭素化関わる様々な領域に焦点を当て、以下のような観点から、社会システム、資本市場、企業経営などのあり方の変革を、構想から実行までグループの総力を結集して推進・支援していく方針です。

■ 社会的なルール形成促進:
グローバル規模で有する知見やネットワークも活用しつつ、脱炭素化を加速させるためのエネルギー構成や、それを支える産業構造と社会システムの実現に向けて、エネルギー政策、会計・税制、各種産業政策、資本市場に関わる各種規制など、関連分野での適切かつ効果的なルール形成を促進するための提言を積極的に進めます。

■ 産業構造の変革促進:
脱炭素化の加速につながる産業構造の実現にむけて、エネルギー供給体制の改革、再生エネルギーの利活用促進、サーキュラエコノミーの普及促進、新たなモビリティサービスなどを活用した都市機能の高度化・効率化、これらの変革を加速する上で必要とされるイノベーションの促進などの領域で、個別企業はもとより産業構造全体の変革につながる取り組みを進めます。

■ 必要な変革を促すためのガバナンスと保証・評価の仕組みづくり:
監査法人を中核とするグループの特性を活かしつつ、脱炭素化に向けた企業や産業の変革の取り組みが、ESG投資家、資本市場、規制当局、国際機関などを含むステークホルダーや関連する社会システムの中で適正に評価されることで、こうした取り組みがさらに促進されるためのガバナンスや保証・評価のための仕組みづくりと環境整備を推進します。

また、デロイト トーマツ グループ自体としても、全世界のデロイトネットワークで開始された新たな気候変動プログラムであるWorldClimate(https://www2.deloitte.com/jp/ja/pages/about-deloitte/articles/about-deloitte-japan/worldclimate.html)に参画し、2030年までにグループ全体で、自らの事業活動に由来する温室効果ガス排出量を実質ゼロにすることを目指しています。

配信元企業:デロイト トーマツ グループ

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