2020年に結成40周年を迎えた劇団☆新感線の作品の中から、Netflixで2作品、Amazonプライムビデオで7作品が、12月25日(金)より配信されることが決定した。

劇団☆新感線は、VHSテープの時代から公演の感動を反すうするアイテム、公演を画面で体験するアイテムとして、映像化に取り組んできた。その後もDVD、Blu-ray、さらにはゲキ×シネで、演劇を映像化してきた。

そして、多くの演劇作品が配信という形で提供されていく中、劇団☆新感線も手軽に見られるエンターテインメントのひとつとして配信することとした。

まずは、「蛮幽鬼」「髑髏城の七人(2011)」「五右衛門ロック」「蜉蝣峠」「薔薇とサムライ」「シレンとラギ」「ZIPANG PUNK~五右衛門ロックIII」「蒼の乱」の8作品が、配信第一弾ラインアップとなっており、今後も、続けて配信していく予定だ。

劇団☆新感線プロデューサー/株式会社ヴィレッヂ柴原智子代表取締役社長コメント

いよいよ劇団☆新感線も配信に乗り出すことにいたしました。

配信を検討するきっかけは、2019年秋にスペインシッチェス映画祭で「髑髏城の七人Season風」を上映した時のことです。スペイン語カタルーニャ語の字幕が入った画面を、現地の人々や映画祭に訪れた海外の人々が食い入るように見ていて、終わった瞬間に大きな拍手や興奮した会話で「この映画は、どこで手に入れられるのか?」「もっと違う作品はないのか?」と聞かれて、「日本でしか買えない、ごめんなさい」としか、返事できなかったことに端を発します。

海外でも入手できるルートは何があるのか模索し、知ってもらえる手段も考え、国内だけではなく、海外に向けても作品を発信できる配信というスタイルに、大きな可能性を感じました。

国内外のよりたくさんの人々と楽しさを分かち合いたい!という思いを込めた、生の演劇を映像に閉じ込めたエンターテインメントの始まりです!!

まずはNetflixで2作品、Amazonプライムビデオで7作品。国内配信からスタートして、来年の初頭には、Netflixにて北米・ヨーロッパ諸国、アジア諸国(中国本土以外)での配信を予定しています。

また、配信という多くの作品を楽しめるメディアで、お手軽に作品をご覧いただける機会をお届けする一方で、これまでのように、Blu-rayなどの手に取れるメディアだからこそお届けできるスーベニール感のある映像商品、ゲキ×シネなどの、映画館の大スクリーン、高音質な環境だからこそ感じられるエンターテインメント感あふれる映像作品も、引き続き製作していく予定です。

生の舞台はもちろん、映画館で、Blu-rayやDVDで、そして配信で、さまざまな形で、劇団☆新感線の作品を楽しんでいただければと思いますので、これからもよろしくお願いします!

上演作8作品の配信が決定した劇団☆新感線