初のミッドウィーク開催となった前節は首位トッテナムと2位リバプールが激突。試合は前半に1点ずつを取り合い、後半も互いに決定機を作る緊迫した展開に。なかなか動かない戦況が続いたが、リバプールが90分に獲得した左CKでフィルミノが値千金の決勝点を決めて、土壇場で勝利を掴んだ。

これで単独首位に浮上したリバプールは中2日でクリスタル・パレスと対戦。同クラブがプレミアリーグに昇格した2013年以降、その対戦成績はリバプールの9勝1分け4敗で現在6連勝中。また、今回の舞台となるセルハースト・パークでは5連勝しており、非常に相性の良い相手となっている。また、トッテナム撃破の立役者となったフィルミノは、昨季の9ゴールのうち8ゴールはアウェイで奪ったもので、さらに言えば、全てホーム戦直後のアウェイ戦で記録したものとなっている。

2位に後退したトッテナムは4位のレスターをホームに迎え撃つ。上位との連戦だが、フォクシーズ戦は直近7試合で5勝2敗で、ケインも10試合で14ゴールとお得意様だ。また、モウリーニョ監督もロジャーズ監督とは5勝2分けで無敗となっている。しかし、相手のエース・ヴァーディはアウェイ戦ここ18試合で18ゴールと異常なレベルで量産中。このトッテナム戦でゴールを決めれば、同じクラブから異なる3つのスタジアムでアウェイゴールを記録した初めての選手となる。

暫定3位につけるのは、第3節以降7勝3分け1敗という好成績を収めているサウサンプトン。前節は不調アーセナルに1-1のドロー。そして今節はマンチェスター・シティをホームに迎える。昨季7月の前回対戦で勝利しているセインツは、この一戦で白星を挙げれば2003年5月以来のシティ戦連勝となる。一方、前節WBAと引き分けて2試合ドロー中のシティは、土曜の午後3時キックオフのアウェイ戦では直近11試合全勝で、2013年9月のアストン・ビラ戦を最後に負けなしとなっている。また、アグエロリーグでのセインツ戦は過去10試合で6ゴール4アシストの成績となっている。

6試合未勝利で15位に沈むアーセナルは、ここ2試合でチェルシーレスターを破った5位エバートンとのアウェイ戦に臨む。順位表では大きく差のある両チームだが、リーグ戦ここ5試合はアーセナルの3勝1分け1敗。しかし、ことグディソン・パークではエバートンの1勝1分けで共に無失点。3試合連続となれば1969年4月以来のこととなる。だが、エバートンは守備面でアランやファビアン・デルフ、ルカ・ディーニュが離脱中。ハメス・ロドリゲスも引き続き欠場する。

6位のユナイテッドはホームでリーズと対戦。今節はクリスマス直前の試合となるが、昨シーズンの同時期の試合でユナイテッドワトフォードに敗れている。1995年以降、2年連続で敗れたことはないが、最後に連敗を喫した相手がリーズだった。なお、ホーム戦ではユナイテッドの8勝4分けとなっている。

プレミアリーグ第14節
▽12/19(土)
《21:30》
クリスタル・パレス vs リバプール
《24:00》
サウサンプトン vs マンチェスター・シティ
《26:30》
エバートン vs アーセナル
《29:00》
ニューカッスル vs フルアム

▽12/20(日)
《21:00》
ブライトン vs シェフィールド・ユナイテッド
《23:15》
トッテナム vs レスター・シティ
《25:30》
マンチェスター・ユナイテッド vs リーズ
《28:15》
WBA vs アストン・ビラ

▽12/21(月)
《26:30》
バーンリー vs ウォルバーハンプトン
《29:00》
チェルシー vs ウェストハム

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