スペイン発祥の「ポルボロン」は1200年前にアンダルシア地方の修道院で誕生したと言われる伝統のお菓子だ。
口の中でほろほろと崩れる食感と、アーモンドプードルの香ばしさと素朴でやさしい味が人々に長く愛され続けている。更には、口の中に入れて崩れないうちに「ポルボロン、ポルボロン、ポルボロン」と3回唱えられたら、願いが叶うという言い伝えがあるという、幸せを呼ぶお菓子でもあるんだ。
オーブントースターでも簡単に作れるし、とにかくおいしいのでぜひ一度作ってみよう。そんでもって「ポルボロン」を3回唱えてみようじゃないか。
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ポルボロンの作り方
(生地用)
・薄力粉 40g
・無塩バター 40g 室温に戻しておく
・アーモンドプードル 40g 振るっておく
・粉砂糖 20g
(トッピング)
・粉砂糖 適量
■器具
・フライパン
・木べら
・ザル アーモンドプードル用
・ラップ
・オーブンシート
※トースターの場合はアルミホイル2、3枚(敷き・被せ用)
・茶こしなど 粉砂糖用
下準備
・無塩バターは室温、またはレンジ500wで30秒ほど加熱し柔らかくしておく。
・アーモンドプードルはザルで振るっておく。
・オーブンシートを用意しておく。
・オーブンは160℃で予熱しておく。トースターの場合は750w(約200℃)で2~3分予熱しておく。
薄力粉を熱して材料を混ぜ生地を作る
・フライパンに薄力粉を入れ、中火で7~8分木べらで混ぜながら加熱する。
・きな粉色になったら火を止めて7~8分冷ます。
・バター、アーモンドプードル、粉砂糖を加え混ぜる。
・ラップに包んで厚さ1cmほどに伸ばし、冷蔵庫で30分ほど冷やす。
■ワンポイントアドバイス
・薄力粉を焼くときはこまめに混ぜて焦げないよう気をつける。
・加熱後の生地はラップに包んでぎゅっとまとめるとよい。
・まとまりにくければ溶かしバターを少し加える。
・ラップで包んだ生地はそのまま手で伸ばしてもよい。
生地を切って焼き粉砂糖をかける
・ラップを剥がし2cm角に切ったらオーブンシートに置き160℃で15分焼く。
・出して5分ほど粗熱を取ったら、飾り用の粉砂糖を振ってできあがり。
■ワンポイントアドバイス
・生地はクッキー型で抜いても良いが柔らかく崩れやすいので注意する。
・焼くときに1cmほどの間隔をあけて置くと火が通りやすい。
・トースターの場合はアルミホイルの上に生地を置き、上にアルミホイルを被せて750w(約200℃)で焦げないよう様子をみながら焼く。
ポルボロン 完成!
口に入れるとふわっと崩れて香ばしいアーモンドとほど良い甘さが広がるポルボロン。繊細で軽やかなこの焼き菓子はティータイムを贅沢にしてくれることうけあい。
焼き時間をほんのすこし長めにすると香ばしさがよりアップ。仕上げの粉砂糖を加味して生地の甘さは控えめ。お好みで増減しよう。基本を押さえたらシナモン、きな粉、抹茶、無糖ココアをプラスするアレンジもおすすめだ。
フライパンで生地を作るから洗い物が減るのもうれしいところ。オーブンが無くてもトースターで簡単にできるのでぜひともトライ。無限にいけちゃう禁断のクッキーをツリーみたいに積み上げてクリスマスを祝うのもありじゃない?
さてオチていこう。
今回はポルボロンの雪みたいな粉砂糖でシミュラクラ現象めいたデコレーションをほどこしてみた。
これはレンジで温めたマシュマロと粉砂糖と抹茶粉を混ぜたものでポルボロンをコーティング、そこに粉砂糖をかけてナイフで目と口と鼻を彫り、再び粉砂糖をふるったもの。
お皿のほうはチョコレートシロップをさっとかけてアーモンドを置き、アーモンドにも目のようなチョコレーシロップを2点ずつつけている。
点があるとなんとなく顔と見てしまう人間の脳ってほんとおもしろい。でもってこういう人面デコ、シンプルだけどインパクトあってなかなかだと思うんだ。
料理:インスタグラムではマル秘レシピも!@クマ姉さん、ディレクション:リスポワールD、プロデュース:パルモ
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