金曜ドラマ『恋する母たち』(TBS系)の最終回第9話が18日に放送され、平均視聴率が10.3%(ビデオリサーチ調べ、関東地区、以下同)だったことが各社で報じられている。第8話の8.8%からは1.5ポイントのアップとなり、全話平均視聴率は8.6%となった。

 最終回は、杏(木村佳乃)は斉木(小泉孝太郎)と幸せな結婚生活を送りながらも、小さな気持ちのすれ違いに悩んでいた。杏は斉木の考えていることがわからず、斉木は自分の感情をうまく伝えることができないでいた。そんな中、ある出来事が起きてしまい――というストーリーが描かれた。

 最終回では、優子(吉田羊)もまり(仲里依紗)もそれぞれの幸せをつかんだ形となったが、主人公の杏には同情の声が多く集まることに。その発端となったのは、斉木の面倒臭さだという。


 前話でも杏の流産を引きずり続けている様子が描かれていたが、今話は斉木の打たれ弱さがさらに強調された形に。杏が夕食に出したたけのこご飯を食べるのを躊躇い、杏から「たけのこが嫌い?」と聞かれるも、「嫌いじゃない」と回答。結局残し、「たけのこ嫌いなら嫌いって言ってくれればいい」と指摘されると、「杏さんは強いな。立ち直りも早いし、立派だ。そして鬱陶しい」と嫌味で返していた。

 「この斉木の態度に、視聴者からは、『何考えてるのか全然分からん!何が不満なんだよ』『こじらせすぎ。思春期かよ』『お前の方が鬱陶しいわ』といった批判が殺到する事態に。実は斉木、第5話でも、杏に向かって『面倒くせえな』と呟いた“前科”持ち。杏は全く悪くないにも関わらず、杏は記憶を取り戻した元夫・慎吾(渋川清彦)からも『全く不満はなかったんですけど、あまりに真面目で完璧で自分がダメな人間に思える時はありました』とも言われる場面もあり、ネットからは『杏は全然ダメじゃないのに、結婚向いていない認定されて可哀想…』『こんなにいい人がなんでダメ男に傷つけられるんだ』といった声が集まっていました」(ドラマライター)

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 結局、その後離婚した杏と斉木だったが――。

 「一連の斉木の態度に、女性視聴者からの株は大暴落しており、ネットからは『自分がされて嫌なこと平気でする斉木みたいなやつっている』『こういう自分だけ被害者面する人いるよね』『隠れモラハラ』といった冷たい声も集まっていました。さらにダメ押しとなったのが、離婚後、一級建築士の試験に合格した斉木に杏が『夫婦はダメでも仕事で一緒に生きていけないでしょうか』と独立後に秘書として雇ってほしいと提案した際の一幕。なんとすでに独立が決まっていた斉木は杏の名刺を用意しており、『明日会いに行こうと思ってたんだ』と一緒に生きていく決意を固めていたと明かしていました。しかし、視聴者からは『断られたらどうすんだよ…』『何も聞く前に名刺作っちゃうってこわい…』と厳しい声が相次ぐ事態となっていました」(同)

 杏は杏なりの幸せを手にしたようだったが、視聴者からはドン引きの声が殺到していた。

小泉孝太郎