2010年のポール・ベタニー主演作『レギオン』をベースにしたテレビドラマが、米Syfyによりシリーズ製作されることが決定した。

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 同ドラマは去る7月にパイロット版の製作にゴーサインがでたばかり。Syfyとしては異例の早さでシリーズ化が決定したと、Deadlineは伝えている。映画版で監督と脚本を手掛けたスコット・スチュワートが、映画版のプロデューサー=ミシェル・リトヴァクやデヴィッドランカスターらと共に、同ドラマの製作総指揮を務める。スチュワートはパイロット版の監督も務めたとのこと。

 ドラマシリーズのタイトルは『Dominion(原題)』。大天使ガブリエル率いる天使軍団と、神に背き人間の味方についた大天使ミカエル率いる人類の戦いから25年後、人類の生存者が暮らす都市が舞台。自分が世界の救世主であることを知る、反抗的な若き兵士アレックスを中心にストーリーは展開するという。

 映画『レギオン』は人類を一掃するために神が送り込んだ天使の軍団レギオンを相手に、大天使ミカエルが人類を率いて戦いに挑むというストーリー。妊娠中のチャーリーのお腹の子供が人類の運命を大きく左右する子として描かれている。果たしてドラマの若き兵士アレックスは、このチャーリーの子供なのか?

 パイロット版で身寄りのない反抗的な若き兵士アレックスを演じるのは、『バイオハザードIII』(07)のオーストラリア人俳優クリストファー・イーガン。ミカエル役は『パイレーツ・ロック』(09)や『300<スリーハンドレッド>』(07)のイギリス人俳優トム・ウィズダム。2014年の放送を目指し、南アフリカのケープタウンで撮影を行うという。

映画『レギオン』をベースにしたドラマの製作決定(※写真は『レギオン』アメリカ版ポスター)(C) AFLO