慶応義塾大学の三田キャンパスの学生食堂「山食」(東京都港区三田2-15-45 西校舎中階)が、世間に向けて救難信号を発している。新型コロナウイルスの悪影響により客が激減。従業員の解雇や食堂の消滅を防ぐため、クラウドファンディング(支援金を募るサービス)で支援を求めているのである。

・特にカツカレーやカツハヤシが人気の山食

山食は創業83年の長い歴史がある食堂で、激安ながらボリュームある料理が食べられるとして、慶応義塾大学の学生たちに絶大な支持を得ている人気の学生食堂だ。特にカツカレーやカツハヤシが人気で、いつもそればかり食べている学生もいるようである。

・学生だけでなく地域住民にも大人気

実はこの学生食堂、学生だけでなく地域住民やサラリーパーソンにも大人気。大学の敷地内に入る際、名前や電話番号などを記帳すれば誰でも使用することが可能だ。そう、人気のカツカレーやカツハヤシを誰でも食べられるのだ。



クラウドファンディングで支援金求める

多くの学生に愛されている山食だが、新型コロナウイルスで客がかなり減っており、窮地に陥っているという。以下のようにコメントを発表し、クラウドファンディングで支援金を求めている。

・山食の公式コメント

「創業83年。慶應大学にて食堂を経営しております「山食」です。塾生・塾員など社中のみなさんを中心に、ご愛顧いただきました。しかし、新型コロナウイルスの感染拡大によって、売上が昨年と比べて激減しています。このままでは、山食の存続が厳しいです。そこで最後の頼みの綱として、クラウドファンディングに挑戦します」

「みなさんこんにちは。山食代表 谷村忠雄と申します。今回のコロナウイルス感染拡大により大学の授業がオンラインとなり、塾生も大半がキャンパスに戻ってきていません。つきましては、山食の経営を立て直すため、お力添えをいただきたく初めてこのプロジェクトを立ち上げました。どうぞよろしくお願い申し上げます。薄利多売の山食ですので、塾生が一日も早くキャンパスに戻れますよう祈ります」




・山食の人気っぷりがわかる金額

山食はクラウドファンディングサービス「キャンプファイア」を使用して支援金を集めている。2020年12月22日(火曜日)現在は約3000万円の支援金が集まっており、山食の人気っぷりがわかる金額となっている。

ちなみに、支援金を寄せてくれた人たちには、カツカレーが食べられる券がもらえる予定だ。山食のカツカレーが好きな人も、まだ食べたことがないカツカレー好きにも嬉しい返礼品といえよう。

新型コロナウイルスに負けるな!

今まで多くの学生や地域住民に料理を作り続けてきた山食。この学生食堂に支えられてきた人は星の数ほどいるはずだ。新型コロナウイルスに負けることなく、今後も料理を作り続けて欲しいと願うばかりだ。

もっと詳しく読む: 【緊急事態グルメ】コロナ禍で学生食堂が消滅の危機 / 慶応大学「山食」がクラウドファンディング支援要請(東京メインディッシュ) https://main-dish.com/2020/12/22/keio-university-cafeteria-help-news/

慶応義塾大学三田キャンパス 山食
住所: 東京都港区三田2-15-45 西校舎中階
時間: 10:30~16:00 土10:30~14:00 (要確認)
休日: 日曜日ほか (要確認)