第1回「プロ野球最強将棋王決定戦」が行われ、中日ドラゴンズ平田が初代王者に輝いた。

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将棋ブームにものっかり、ニコニコ動画とのコラボで実現した企画。20日にライブ配信され、腕に覚えのある現役4選手が出場した。将棋歴と主な棋力は以下の通り。

◆中日・平田良介外野手(32)
◎将棋アプリ1級
「6歳の時に親から教わりました。(中日の成績が)シーズン3位だったので、この大会では優勝したい」

ロッテ安田尚憲内野手(21)
◎将棋アプリ2級
「子どものころ、おじいちゃんに教えてもらいました。自粛期間中、藤井聡太棋士の活躍を見て、またやってみようと始めました」

◆巨人・丸佳浩外野手(31)
◎将棋アプリ3級
「小学校の時に父とやっていました。みんな僕より強い人ばかりと思うので、みっともない将棋をしないように頑張りたい」

◆阪神・斎藤友貴哉投手(25)
◎将棋アプリ「未知数」
「小学校のとき、おじいちゃんの影響で始めました。(出身の山形は)将棋が盛んなので身近にありました。勝ちたい」

 実況、解説として渡辺明3冠(王将、名人、棋王)、久保利明九段、室谷由紀女流三段が立ち会う豪華布陣。それぞれのファンであるという渡辺3冠がヤクルト、久保九段と室谷三段は阪神の応援ユニホーム姿で出演した。

 選手は全員がスーツ姿に正装して対局に向かった。1回戦は、巨人丸がロッテ安田に勝利。中日平田が阪神斎藤に圧勝した。決勝はともに侍ジャパンで日本代表経験のある、丸VS平田。強打者同士の戦いを制し、初代「球王」となった平田は「どっちが勝ってもおかしくない勝負だった」と喜んだ。

 動画視聴者もおおいに盛り上がり、画面上がコメントで埋め尽くされた。

「野球選手の遊びと思って見てたら、予想以上にレベルが高い」
「グラウンドと違う顔、真剣に駒を指してる姿がいい」
「平田の強さはちょっと抜けている感じ」

 平田はスマホゲームの世界でも名を知られている。4500万ダウンロードの人気を誇る、戦略シミュレーションゲーム「Rise of Kingdoms(通称:ライキン)」を19年オフから開始。「国王」の称号を得るまでになり、ゲーム攻略インタビューがネットに掲載されているほどだ。

 球王に国王…「王」の座を次々と得る平田。選手としては名門大阪桐蔭出身で05年高校生ドラフト1巡目入団。15年にベストナイン、18年にゴールデングラブ賞の個人タイトルを獲得している。オフの大活躍で意外な才能が注目され、ネットの中日ファンからは期待の声もあがっている。

「戦略を練るゲームが好きってことは、プロ野球の監督、絶対向いてる」
「野球も将棋もゲームも頭を使う。ドラゴンズの監督になってほしい」

 近年低迷が続く中日ファンにとって、トップ(王)に立つ気持ちを知る「平田監督」プランは、将来の明るい希望となるかもしれない。

※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません

[文/構成:ココカラネクスト編集部]


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