【得点者プロフィール】
ロナウド(当時27歳)
国籍:ブラジル
所属:レアル・マドリー
ポジション:FW
身長:183cm

現役時代に“フェノメノ(怪物)”と称された、史上最も偉大なストライカーの1人であるロナウド氏。2002年の日韓ワールドカップで大会トップの8ゴールでチームを優勝に導いた後、レアル・マドリーへの移籍を果たした。マドリー時代後期には病気から来る運動量の衰えを批判されはしたものの、クラブ通算177試合104ゴールという数字を残している。

【試合詳細】
日程:2003年12月3日
大会:ラ・リーガ第14節
対戦相手:アトレティコ・マドリー
時間:前半1分(0-0)


センターサークル内にいたFWラウール・ゴンサレスロナウドキックオフを行い、後方のMFデイビッド・ベッカムへ。ベッカムはすぐ横のMFジネディーヌ・ジダンへパスを出すと、左サイドを上がるDFロベルトカルロスへと展開する。

ドリブルでボールを前に運んだロベルトカルロスアトレティコ陣地中央付近でロナウドにパス。ボールを持ったロナウドは少し持ち出すと、飛び出してきたDFディエゴ・シメオネをあざ笑うかのようにシュートフェイントで股間を抜き、抜群のスピードで一気にボックス内へ。長髪に赤いキャップが特徴の相手GKヘルマン・ブルゴスが前に出るも、シュートフェイントで体を倒させると、最後は落ち着いて無人のゴールへと流し込んだ。

このゴールはキックオフからわずか14秒での得点となり、マドリード・ダービー史上最速のゴールに。短い時間にもロナウドのテクニックと判断力が凝縮された至高のゴールとなった。

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