【得点者プロフィール】
ガレス・ベイル(当時24歳)
国籍:ウェールズ
所属:レアル・マドリー
ポジション:FW
身長:185cm

名門サウサンプトンユースで育ち、トッテナムで世界トップレベルのアタッカーに成長したベイルは、2013年に鳴り物入りマドリーに加入。マドリー在籍後期こそ稼働率の悪さから批判を浴びたが、バルセロナとのコパ・デル・レイやアトレティコ・マドリーとのCL決勝などで決勝点を決め、多くのタイトルもクラブにもたらした“決勝男”としてクラブの歴史に名を刻んでいる。

【試合詳細】
日程:2014年4月16日
大会:コパ・デル・レイ決勝
対戦相手:バルセロナ
時間:後半40分(1-1)


バルセロナとの“伝統の一戦”エル・クラシコとなったこのシーズンのコパ・デル・レイ決勝。マドリーは、大エースとして君臨してきたFWクリスティアーノ・ロナウドをケガで欠く中、1-1で迎えた試合終了間際の後半40分にその時が訪れる。

ハーフウェイライン付近の左サイドでDFファビオ・コエントランの縦パスを受けたベイルは、ボールを持つと大きく蹴り出し突破を試みる。しかし、相手DFマルクバルトラがプレスをかけに来るとベイルピッチ外へ押し出されてしまう。

しかし、ここからが凄かった。大きく前に蹴り出してあったボールへ目掛けて、ベイルバルトラの競争が始まる。距離を見ればピッチ内にいるバルトラが、ビッチ外にいるベイルより圧倒的に有利な状況だったが、ベイルはそこから超人的なスプリント見せると、バルトラを寄せつけずボールを確保。そのままゴールへ爆速で直進し、最後はGKマヌエル・ピントの股を抜くゴールを決めて決勝点を挙げてみせた。

ベイルは、誰も文句の言えない圧倒的な個の力を全世界に見せつけ、クラブ史上19度目となるコパ・デル・レイ優勝をチームにもたらせたのだった。

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