リバプールでキャプテンを務めるイングランド代表MFジョーダン・ヘンダーソンが、2020年を振り返っている。クラブ公式サイトが伝えた。

リバプールは昨シーズン快進撃を続け、30年ぶりのリーグ優勝まで後一歩というところまで迫った。しかし、新型コロナウイルス(COVID-19)の感染拡大により、リーグは中断。一時はシーズンが無効になる可能性も囁かれていた。

結局、プレミアリーグは約3カ月の中断期間を経て、6月に再開。優勝を確定させたリバプールは、7月に念願のトロフィーを掲げることができた。

今シーズンも多くのケガ人を出しながらリバプールは好調をキープしており、3年連続でクリスマスをリーグ首位で迎えることが決まっている。

リバプールにとって上がり下がりが激しい1年になったが、『プレミアリーグ・プロダクション』のインタビューで2020年を振り返ったヘンダーソンも、リーグ優勝や新型コロナウイルスに苦しむ人々への想いを語った。

ジェットコースターのような1年だったね。僕らにとってこの1年は、プレミアリーグを制覇し、キャリアを通して夢見てきたものを実現できた。本当に、素晴らしい成果を上げられたと思うよ」

「しかし、人生にはサッカーより重要なこともある。2020年はパンデミックで多くの人が苦しんだね。直接的であれ、間接的であれ、多くの人は大変な目に遭い、苦しんできたと思う」

「僕はサッカー界の外で何が起こっているのか理解している。誰にとっても困難な年だった。もうすぐやってくる2021年が、正常な状態に戻り、より多くの人々に幸せな思い出をもたらす年になることを願っているよ」

2011年にサンダーランドから移籍してきたヘンダーソンにとって、来年はリバプール加入10周年となり、クラブでの公式戦400試合出場も間近に迫っている状況だ。ヘンダーソンはインタビューの中で、リバプールでのこれまでのキャリアについても振り返っている。

「どんなキャリアでも同じだろうけど、浮き沈みはたくさんあった。でも、その全てを楽しんできたよ。この10年間の旅で経験したことは、信じられないほどのものだった。だから、このクラブの一員であることを感謝しているし、光栄に思っているんだ。これから何年も、続けていければいいなと願っている」

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