仮面ライダーゼロワン」で主演・飛電或人を演じ、田中圭主演の「先生を消す方程式。」(テレビ朝日系)では優等生ながらも裏で生徒たちを操っている藤原刀矢を演じて話題を呼んだ高橋文哉。

【写真を見る】雪見温泉を楽しむ姿も

そんな彼の18歳から19歳の貴重なカットを納めたファースト写真集「架け橋」が12月26日(土)に発売が決定。今回は写真集の見どころと撮影秘話、また2021年1月7日(木)ほかからスタートする新ドラマ「夢中さ、きみに。」(MBSほか)についても語ってもらいました。

カメラマンさんが魔法をかけてくれた

――ファースト写真集発売、おめでとうございます。

ありがとうございます。表紙から裏表紙まで自分だらけの本なので本当に感慨深いです。こういう写真集を出せられるのも皆様の応援のおかげですし、ありがたい経験だと思います。

この写真集は18歳から19歳の移り変わりを切り取っているのですが、自分で見てもすごく違いを感じますね。もっといえば、この撮影が終わったのが7月でだいたい5カ月前なのですが、そこからもかなり変わったような気がします。そんなあのときの“今”が映っているのは面白いなと感じました。

――スノーボードに挑戦する姿や雪見風呂を楽しむ姿など貴重なカットが盛りだくさんですが、お気に入りのカットを教えてください。

夕焼けバックにオールブラックでハットを被り誰もいない砂浜を歩いているカットはすごく好きです。大人っぽくていつもの僕とは全く違います。好きすぎて、Twitterのヘッダーにしようかと考え中です(笑)。

あと、スノボのカットも気に入っています。めちゃくちゃスノボができる人みたいに撮れたんです(笑)。スノボ自体は今回で4回目くらいなので、そこまで上手ではないのですが、この写真集ではカメラマンさんが魔法をかけてくれているので、ぜひそこも注目してください!

二階堂は頭がいいのか悪いのかちょっと分からず…

――高橋さんといえば料理も上手とのとこですが、料理しているカットなどもあるのですか?

実際に作っているところはほぼないのですが、朝ご飯のシーンで使っている朝食は自分で作りました。たいしたものを作っていませんが、うまくできました(笑)。

最近はありがたいことに忙しいのでなかなか料理ができないのですが、料理は本当に好きで、ステイホーム中などは毎日のように作っていました。

最近の得意料理は“どんぶりもの”。海鮮からお肉までなんでも作りますが、最近は豚トロ丼が多いかも。美味しいんです。ぜひ、誰かに食べてほしいです。

――2021年1月からは、和山やまさんの原作コミックを実写化したドラマ「夢中さ、きみに。」に出演されますね。中学のときにモテすぎた反動で“逆・高校デビュー”を果たした二階堂明を演じますが、出演が決まったときの感想を教えてください。

めちゃくちゃいい役をいただけて嬉しい気持ちでいっぱいでした。二階堂というキャラクターは不幸オーラを出しているため、二階堂の本を取り上げたら「サザエさん」のじゃんけんに勝てなくなるというよく分からないウワサを立てられるなどなんともつかみどころのない人物。

頭がいいのか悪いのかちょっと分からず、かなり不思議です。言葉をあまり発さず、存在で面白くするのはかなり難しいですが、やりがいがある役だと感じています。

――どんな二階堂を作ろうと思っていますか?

それがまだ何しようかな?と悩んでいる状態でして…。とりあえずは、役に近づけるために日ごろからメガネをかけてちょっと猫背になろうと思っています。

いつもは想像しながら役作りをするのですが、そういう点では今回は(原作があるので)なかなか難しいです。

■家族全員にご飯とお酒をごちそうしたい

――原作がある方が難しいんですね。

最初は原作がある方がイメージも決まりやすくてやりやすいと思っていましたが、その逆でした。原作のイメージを壊さず、キャラもしっかり作られているので、失礼になるようには演じられない。でも二次元と三次元の違いはあるし…と悩ましいです。

「先生を消す方程式。」で演じた刀矢だったら、ある意味自由にできたんですよ。でも今回は僕が器になって原作のキャラを動かしていかなければいけないですから。

実写化を経験されている先輩に話を聞いたら「頑張って物まねをしてキャラクターになりきってみれば」とアドバイスをいただいて。物まねをして似せていくのもアリだなと思いました。これからじっくり役作りをしていきたいです。

――2021年の3月には20歳になりますが、10代を卒業する気持ちはいかがですか?

正直、なりたくないです(笑)。お酒を飲めたり世界が広がるのは楽しみですが、それ以上に大人になることへの責任が重くのしかかってきて…。

甘えられなくなってしまいますよね(笑)。自分にも厳しくなっていかなければならないので、それができるのかな?という不安もあります。どんな大人になっていくかまだ見えていないのでそこも不安のひとつかも…。

でも10年後の28歳になったらまた写真集を撮ってもらいたいなとは密かに思っています。その名も「架け橋2」(笑)。そのころには責任を持ったきちんとした大人になっていたいです。

――20歳になったらやりたいことを教えてください。

プライベートだと家族全員にご飯とお酒をごちそうしたいです。今、僕だけが未成年なのでお酒も混じえながらみんなと楽しみたいなと。

仕事の面では一つ一つの役と真剣に向き合っていきたいと思います。この人が演じてくれてよかったと思われるような俳優になりたいですね。俳優は役を通じていろんな人生を味わえるのですごく楽しいです。これからも楽しみながらお芝居をし続けたいです!

ネクストブレイク必至の注目若手俳優・高橋文哉/撮影=大石隼人/衣装協力=AMALA