前回の記事で秋の訪れやハロウィンパーティーに向けて島を飾りつける様子を紹介したが、気がつけば冬。振り返っても冬。どうあがいても冬……。年末の足音が少しずつ、しかし確実に近づいてきた今日このごろ、皆さまはいかがお過ごしだろうか。
年の瀬の気配にわけもなく焦りを感じる傍らで、冬の空気感やクリスマス大晦日お正月に対してワクワクするような懐かしい感覚も味わえるのがこの『あつまれ どうぶつの森』。今回の記事では11月に行われた冬の無料アップデートの内容を紹介するとともに、2020年3月から始まった島での生活を振り返ってみるよ。



文 / 大部美智子

無人島に冬が来た!

11月の無料アップデートの大きなポイントはズバリ、セーブデータの引越しサービスの開始! これはNintendo Switch(TM)を買い替えたときなどに、島のデータを丸ごと移し替えることができるというもの。『あつまれ どうぶつの森』はNintendo Switch(TM)1台につき島をひとつしか作成することができないので、家族でプレイするときなどはひとつの島で共同生活をすることになっていたが、2台目のNintendo Switch(TM)を用意すればひとりだけ新しい島へ引っ越すことができる。ただし荷物や自宅はそっくり移設できるが、別の無人島に移住するので島の開発度はまっさらな状態。

私の場合、息子とひとつの島で共同生活をしていた。島主の私がおもに島の開発を進めていたが、息子はあっちを掘ってはこっちに崖を作り、あっちの床にマイデザインを貼っては島のメロディを勝手に変え……と各々好き放題やっていたので、どうにも島に統一感というものがなかった。

そんな我が“もぃもぃ島”だったけれど、2台目のNintendo Switch(TM)を購入したタイミングでこの島移転サービスが始まったこともあり、早速引っ越ししようと思った……が、息子とギャーギャー言いながら島を整えたり改造したりするのはなんだかんだ楽しかったな、と思うと踏ん切りがつかなくなってしまった。あと10年もしたら息子も18歳リアルで家を出ていってしまうかもしれない……島での共同生活はかけがえのない親子の時間なのだ……えーと、なんの話だっけ? そうだ、無料アップデートの話だった。新リアクション&新髪型追加の話も欠かすことはできない! 

新髪型と新リアクションはタヌポータルマイルと交換することができる。なかでも床に座るリアクションがうれしかった~! たまに住民が地べたに座ってまったりしているときがあって、並んで座れたらな……と思っていたのだ。

マイホームを限界まで大きくしている人は、自宅の収納を広げる工事ができるようになった! ただし前金で50万ベル! ローン不可! マイホームの拡張が済んでいる人向けなので強気の価格設定だ。しかしさまざまなイベントや季節ごとのレシピで作った家具、エイブシスターズに行くたびに買ってしまう服が家の収納でどんどん膨れ上がっていたので、拡張しないという選択肢はない。

ゆめみも負けじとユーザー目線のアップデート。ほかの人の島を“夢”という形で見せてくれるゆめみが、その夢をランダムで取り寄せてくれるようになったのだ! まったく相手の情報を知らない状態で夢を見ることになるので、「どんな人が住んでいるのかな?」とか「きっとこういうコンセプトの島なんだろうな!」と想像しながら散策できるのがとてもいい。

季節イベントもふたつ追加されたので、順に紹介していくよ! まずは11月26日に開催された、秋の収穫を祝うサンクスギビングというお祭り。初めて聞いた! 『どうぶつの森シリーズはいつも我々に新しい文化を教えてくれる。

シェフフランクリンが、せっかくだからこの島の材料を使ってご馳走を作ってくれるという。ナイスアイデア~! あの手この手を使って料理に必要な食材を集めるのだ! 材料はアサリだったりまるいキノコだったりオレンジかぼちゃだったり……ハロウィンで育てたかぼちゃこんなところでも大活躍。

なかには自分も料理を作ろうと自宅で奮闘している住民もいる。足りない食材をお裾分けしてあげると余っている食材をくれたり、よりおいしく作れる食材を教えてくれたりする。なかなか捕まえられない海の幸をくれることもあった。太っ腹~!

フランクリンに食材を渡すと、サンクスギビングな家具やレシピがもらえる。期間限定だけど、イベント後にたぬきち商店でレシピ集を取り扱っていたのもありがたい。11月26日は平日だったので、イベントを楽しむことができない人も多かっただろうし……。

そして12月イベントと言えばクリスマス! 11月下旬に初雪を観測したもぃもぃ島も12月に入って少し経つと、雪が積もって白銀の世界になった。ザクザクと雪を踏みしめながら走ったり、“ゆきのけっしょう”をアミでキャッチしたり、針葉樹を揺らしてオーナメントをゲットしたり……。雪が降っているといつものBGMシャンシャンという鈴の音が加わって、クリスマスムードが一気に高まる! 島を飾りつけていたらあっという間にクリスマスに!

サンタさんからプレゼントを届けるよう頼まれたジングルのお手伝いをすることになった。いつもと違うクリスマスBGMのなか、住民全員にプレゼントをお届け! プレゼントが入ったふくろジングルに返すことになるが、欲しかったなぁ。日常で使うとなるとコーディネートがむずかしいけど(笑)

ジングルからお手伝いのお礼にクリスマスな家具をもらえた! ひと仕事終えて、今年ももう1週間しかないんだなぁとしみじみ。でも、大晦日どうぶつたちはお祝いするのかな? それとも年越しそばを食べながらまったりとした時間を過ごすのかな? ……どちらにせよ、私も混ぜてもらおーっと!
次回の無料アップデートは1月下旬配信予定。節分、バレンタイン桃の節句……? 2月や3月上旬のイベントはまだ体験していないので、いまからワクワクが止まらない!

◆島で過ごした2020年を振り返って

2020年は島でたくさんの時間を過ごしてきた。思い出を語り尽くすことなんてできないけれど、1年の締めくくりとしてここで無人島生活を振り返ってみたいと思う。
忘れもしない3月20日無人島移住パッケージに申し込むのをいまかいまかと待っていたあの日。所持金がゼロだったので初日から借金を背負ったけれど、ドキドキしながら初めてテントで夜を明かした。

無人島生活ではたぬき開発から支給されたスマホが大活躍! 写真を撮るのも、DIYレシピを見るのも、マップを確認するのも全部スマホ。文明の利器の活躍に時代を感じる……! それでも無人島スローライフの楽しさはそのままで、木を揺すって、岩を叩いて、化石を掘って、虫を追いかけて、魚が食いつくのを待って、マイルが貯まったらたまに離島に行って、そこでもまた採取したり、新しい住民との出会いがあったり……そうこうしているとあっという間に1日が終わる。

カブの価格でフレンドたちと一喜一憂して、買値が安かったり売値が高かったら連絡を取り合ってお互いの島へ行ったり、流星群が来るとわかったらみんなで集まって流れ星にお願いしてみたり。何をするでもなく集まって、フレンドたちと喋ったりサカナを釣ったりするのも楽しかった。
コツコツと貯めたベルでローンを返済してもすぐつぎのローンを組んじゃったり、たぬき商店の一点ものの高価な家具を衝動買いしちゃったり……いつもベルと格闘していた気がするけど、島の生活に慣れたころには春が過ぎ去っていた。

9月になると島にいるセミの種類が変わり、ツクツクボウシの鳴き声が目立つようになった。木を揺するとたまにどんぐりやまつぼっくりが落ちてきて、あちらこちらで夏の終わりを感じた……。『あつまれ どうぶつの森』は季節がいきなりガラッと変わるのではなく、現実と同じように少しずつさりげなく移り変わっていくのだ。
10月31日ハロウィンは島にパンプキングが登場! 仮装した住民たちと「Trick or Treat」を合言葉に、おかしをあげたり脅かしたり……お菓子を持っていないと顔にゾンビイメージ落書きをされた。

島がかぼちゃ一色に染まったあと、さらに秋が深まり冬へと移り変わっていった。広葉樹がだんだんと紅葉していったり、きのこが生えたり、落葉してひらひらと舞い散る落ち葉を追いかけて捕まえたり……日々変化していく様子を探すのも楽しかった。

11月某日、島で初雪が観測されたとしずえさんが言っていた。私は初雪が降っているところを目撃できなかったが、空はどんよりと曇り、感じるはずのないゲーム中の冷気で身震いした。不思議。こうなると自分のキャラクターにも暖かい格好をさせたくなるのだ。

こうしてみるとたくさんの思い出がよみがえってきて、1年どころか何年も島で暮らしてきたように感じる。コロナ禍といういままでに味わったことのない種類の災害下でも、『あつまれ どうぶつの森』ではリアルタイムで四季を感じ、楽しみ、濃厚な時間を過ごすことができた。家から外に出ない日々が続くなかで、どれだけ心が救われただろうか。
しかし、やり残したことがたくさんある! 捕まえ損ねたムシや釣り損ねたサカナ、海の幸……とくに季節ごとのレシピは全然集められていないので、来年も全力で楽しむ所存。どんな1年になるかな、どんな1年にしようかな……まずは目のまえにある大晦日お正月! 島を飾りつけて住民のみんなと盛大に新年を迎えるのだ! きっと今年よりもさらに楽しい1年が待っていると思うので、2021年の島生活もがんばるぞー!

(c)2020 Nintendo

無人島に冬到来!『あつまれ どうぶつの森』島で過ごした2020年をふり返るは、WHAT's IN? tokyoへ。
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掲載:M-ON! Press