夢みるアドレセンス(撮影=村上順一)

 夢みるアドレセンスが26日、東京・池袋HUMAXシネマズで『YUMEMIRULIVE 20201226 brand new ADOLESCENCE』をおこなった。このライブは夢みるアドレセンス 新メンバーオーディション『なれんの!?夢アド!?2020』の結果発表を伴ったライブで、最終候補者(16名+補欠1名)のなかから新メンバーが決まるというもの。オーディションは12月20日・23日・26日の3回行われた。候補者は4人×4組(メンバー固定)に分かれて最終パフォーマンス審査に臨み、あきの、聖來、永田彩夏、かれんの4人が新メンバーに決定。8人編成となり、夢アド史上最多人数となった。

 候補生たちによるパフォーマンスの前に現メンバーの山口はのん、山下彩耶、鳴海寿莉亜、白川蘭珠4人が登場し、最終日の想いをそれぞれ語った。鳴海と白川は「今日で先輩になる」と家族に伝えて来た、とすごく嬉しそうな表情で語っていたのが印象的だった。

 トップバッターはチームブルーが「メロンソーダ」をキュートにパフォーマンス。ここまでのオーディションに「みんな意識が高くてとても刺激を受けた期間でした」「今日のパフォーマンスで感謝の気持ちが伝わっていれば...」と目を潤ませ想いを語る候補生も。

 2番手のチームグリーンは「ドレミ」をハツラツとしたパフォーマンスで見せた。「一生懸命練習してきました。悔いのないステージになりました」と、やりきったとパフォーマンス後にコメント。

 3番手のチームイエローは「おしえてシュレディンガー」を歌唱。PPPHが印象的な同曲で会場を盛り上げた。「2カ月間応援していただきありがとうございます。あっという間で素敵な思い出です。夢アドになれてもなれなくても、夢に向かって歩み続けるので宜しくお願いします」など、このオーディションの思いを話した。

 ラストはチームピンク。「MAKING THE NOTE」をステージを広く使い、笑顔いっぱいのパフォーマンス。「皆さんの応援がなかったらここに立てていなかったです。皆さんのおかげでここまで頑張れました」と最後の審査ということもあり目を潤ませ語った。

 この候補生たちのパフォーマンス後、現メンバーによるライブへ。山下は「(候補生に)負けないように頑張ります」とステージへの意気込みを伝えた。楽曲はまさかの候補生たちと同じ4曲を現メンバーがパフォーマンス。安定感のある歌とダンスで、先輩としての貫禄を感じさせたステージだった。

夢みるアドレセンス

 そして、いよいよ新メンバー合格者発表へ。緊張感が走るなか、新メンバーはあきの、聖來、永田彩夏、かれんの4人に決定。自分の名前がスクリーンに映し出され、驚きを隠せない4人。

 さらに新企画も発表された。それは、夢アドを長女に次女の「夢アドSweet(仮)」、末っ子の「夢アドキューガル」という2つの妹グループが加わる3姉妹化計画。そこに「夢アドバーチャルアイドル化計画」も始動する。そして、2月27日神田明神ホールで新メンバーを加えた8人によるお披露目ライブも決定した。

新メンバー左から、かれん、聖來、あきの、永田彩夏

 ライブ後に行われた囲み取材では新メンバーがそれぞれ合格したことについて、今の想いを語った。

かれん「まだ実感は湧いていないです。オーディション前から夢アドに憧れていたので、メンバーになれたことにビックリしています」

聖來「受かると思っていなかったので、まだ夢なんじゃないかなと思っています。夢アドさんと並んでも恥じないようなレベルになれるよう頑張ります」

あきの「私も受かると思っていなかったので頭が真っ白なんですけど、メンバーの皆さんのようにキラキラ輝けるようにこれから頑張って行きたいです」

永田彩夏「候補生のみんながレベル高くて誰が受かるのか考えたらキリがないくらいでした。まだ実感も湧いていないし驚いているんですけど、皆さんに早く追いつけるように、ファンの皆さんに認めて頂けるように頑張ります」

 それを受けて現メンバーが新メンバーへエールを送る。

白川「私たちが本当に先輩になるんだなって。私たちも1年前は同じように緊張していたので一緒に頑張っていきましょう」

山口「8人になるということで楽しみです。いろんなことがあると思うけど8人で頑張っていきましょう」

山下「最年長が加わったのと、同い年が3人でお友達が増えた感覚です。夢アドになったら仲間だけどライバルの部分もあるので、お互い高め合って行けたらと思います」

鳴海「私も(加入した)1年前は今の皆さんより出来ていなかったと思います。でも、ここに立てているのは色んな人の助けがあって立てているので、私たちも皆さんをサポートして行けたらなと思っています」

 新メンバーへのアドバイスとして白川は、「先輩なんですけど、メンバーなので何でも聞いて頼って下さい」と頼もしい言葉。

 さらに新メンバーが現メンバーに聞いてみたいことに、かれんはお披露目ライブまでの過ごし方について質問すると山下は、自身がオーディションに合格した次の日がレコーディングだったことを明かし、新メンバー全員が驚く場面も。山下と当時一緒に暮らしていたという山口は「毎日がレッスンでした。(山下)彩耶と一緒に動画をみて練習してました」と当時の過ごし方を語った。

 3姉妹化計画など新たな企画について白川は「ここから色んなプレッシャーがあると思うけど一緒にみんなで頑張っていきたい」、山口は「8人になって振りつけも変わってくると思うので、お披露目まで頑張りたいです」と述べ、山下は山口の話を受けて、「私たちも歌や立ち位置も変わってくると思うので、新曲みたいな感じになるので、自分たちもあまり余裕がないかも...」と不安を垣間見せるが「負けないようにしっかりと頑張りたい」と決意をのぞかせた。

 最後に山口が8人で活動していく意気込みとして「私たちは先輩から引き継いだグループなので、夢アドをできるだけ崩さずに、綺麗に可愛くしていきたいなと思います。変わるところもあるだろうけど根本は変わらずに、受け継いだことを忘れずに頑張っていきたいです」と締めくくった。【村上順一】

セットリスト

メロンソーダ(チームブルー)
ドレミ(チームグリーン)
おしえてシュレディンガー(チームイエロー)
MAKING THE NOTE(チームピンク)

おしえてシュレディンガー(夢アド)
ドレミ(夢アド)
MAKING THE NOTE(夢アド)
メロンソーダ(夢アド)