株式会社ベンド(本社:東京都千代田区、CEO近藤潔)の運営する資格Times(https://shikakutimes.jp)では、「2020年度取得した資格」と「2021年度取得を目指している資格」についてアンケート調査を行いました。それらの情報も参考にしつつ、2021年大注目のおすすめ資格を紹介します。


◆調査実施概要
  • 調査方法:インターネット調査(クラウドワークス
  • 調査期間:2020年12月4日から2020年12月18日
  • 調査概要:2020年度取得した資格と2021年度取得したい資格についてのアンケート
◆2020年度注目度の高かった資格TOP3
2020年度取得件数の最も多かった資格を「注目度の高かった資格」として紹介します。
(有効投票数:1918)

1位:TOEIC

TOEIC取得の魅力は?
TOEICの最大の魅力は、ビジネスシーンでの英語力を客観的に示せる点にあります。グローバルに事業を展開する企業が増えている近年、英語力の高い人材のニーズは急激に上昇しています。そのため、就職・転職においても有利に働きやすく、定番の資格と言えるでしょう。

TOEICの難易度はどのくらい?
TOEICの難易度は、目標とするスコアによって大きく異なります。就職・転職において、有利に働くとされる600点以上の取得には300~400時間の勉強が必要です。超大手企業や外資系企業に就職する際にも有利になる900点以上の場合、1500~1600時間の勉強が必要とされています。

TOEIC取得の効率的な勉強法は?
TOEICは出題される問題の傾向が決まっていることから、パートごとにパターンを押さえるように対策をすると効果的です。なお、600点代であれば独学でも十分に取得可能ですが、それ以上の点数(特に800点以上)を目指すとなると塾やスクールを利用するのが効果的でしょう。

2位:簿記

簿記取得の魅力は?
簿記では、企業の経営活動の記録・計算・整理を行い、経営成績と財政状態を明確にする技術を学びます。将来性・安定性の両面で非常に優れているだけでなく、キャリアアップにつながりやすい、待遇が良くなりやすいなどのメリットもあります。

簿記の難易度はどのくらい?
日商簿記は主に初級・1級・2級・3級の4種類があり、それぞれで難易度の差が大きいです。合格率は以下のようになっています(2019年度)
簿記初級:59.4%
簿記3級:49.1%
簿記2級:28.6%
簿記1級:9.8%

特に、簿記2級と簿記1級は合格率が低く、受かりにいくい資格と言えるでしょう。

簿記の効率的な勉強法は?
簿記初級と3級は比較的難易度が低いため、独学でも十分に合格を目指せます。一方で、2級と1級の場合、独学では合格までに長い時間が必要となるため、通信講座や塾・スクールの利用がおすすめです。電卓を用いて実際に解く力が重要となるので、演習を多く積み、復習を繰り返すことがスコアアップに直結するでしょう。

3位:FP

FPの魅力は?
FP(ファイナンシャル・プランニング技能検定)は、資産運用に関する知識やその実践的技術を検定する国家資格です。特に、銀行や証券会社、生命保険会社でのニーズが非常に高く、就職・転職やキャリアアップにおいて強力な武器となる、という魅力があります。

■FPの難易度はどのくらい?
FPの資格は3級から1級に分かれており、学科試験と実技試験の両方が存在します。さらに、日本FP協会と金融財政事情研究会(きんざい)の2つの実施機関が存在し、両者で試験の難易度も異なります。まとめると、以下の通りです。(2020年9月)
  • FP3級
日本FP協会
学科試験:89.64%
実技試験:88.04%
金融財政事情研究会(きんざい)
学科試験:69.28%
実技試験(個人):35.28%
実技試験(保険):56.20%
  • FP2級
日本FP協会
学科試験:49.19%
実技試験:57.37%
金融財政事情研究会(きんざい)
学科試験:33.10%
実技試験(個人):33.71%
実技試験(中小):57.54%
実技試験(生保):60.73%
実技試験(損保):58.62%
  • FP1級
日本FP協会
実技試験:97.7%
金融財政事情研究会(きんざい)
学科試験:15.01%

受験資格として、下級資格の合格や実務経験が必要である点にも留意しましょう。

■FP取得の効率的な勉強法は?
学習内容は資産運用やライフプランニングなど、生活に密着したものばかりです。そのため、単なるテキストの暗記や演習に囚われず、身近に存在する具体的な例をイメージしながら勉強をすると効果的でしょう。基礎知識のインプットを充分に行ったら、過去問を中心に頻出論点について演習を積みましょう。

◆2021年取得したい注目の資格TOP3
2020年と2021年を比較し、上昇した表数が多い資格を「2021年注目の資格」として紹介します。
(有効投票数:2387)

1位:FP
2020年度注目資格に引き続き、FPの資格が2021年度注目資格の第1位に輝きました。

■FPの将来性は?
FPは様々な業界で需要が高いだけでなく、さらに経験を充分に積めば独立起業ができることから、将来的にも活躍が期待できる資格と言えるでしょう。宅建、マンション管理士、税理士、社労士などの人気資格にステップアップが狙える点も、評価が高いです。

2位:宅建(宅地建物取引士

■宅建取得の魅力は?
宅建を取得することで、不動産取引を公正かつ円滑に遂行する専門家として、客観的な評価を得ることができます。特に不動産業界・金融業界で需要が高く、職能手当がつきやすいことから収入が上がる可能性も高い資格です。また、自身がマイホームを購入する際にも、不安をなくすことができるというメリットもあります。
宅建の将来性は?
宅建士の将来性は法律によって守られています。
「宅地建物取引業法」により宅地建物取引業者の従業員のうち5人に1人は宅建士でなければいけないため、需要がなくなることはありません。さらに、不動産業界で必要となる対人営業のスキルはAIでは代替できない、という点も強みです。

■宅建の難易度やおすすめ勉強法は?
2019年度宅建士試験の合格率は17.0%
でした。やや難しめの資格試験と言えるでしょう。ただし、資格を取得することで得られるメリットが非常に大きいため、コスパに優れた資格だと言えます。例年、正答率が75%を超えていれば合格点に達する場合がほとんどですので、過去問の徹底演習で出題テーマごとの解答力を高めると良いでしょう。

3位:社会保険労務士

社会保険労務士取得の魅力は?
労務管理のアドバイスや社会保険関連の法令に基づく書類作成などを行い、より良い職場環境の構築をサポートするのが社会保険労務士の役割です。人事部や総務部の就職に強い、キャリアアップにつながる、職務手当がつく、独立開業が狙えるなど豊富な取得メリットを誇ることから、難関資格にも関わらず高い人気を博しています。
社会保険労務士の将来性は?
社労士の労務コンサルティングの業務は、今後ますます必要性を増していくと考えられています。近年、働き方改革や企業競争が推進されており、社労士が必要とされる場面は増えていくでしょう。今後もコンサルティング会社や人材サービス会社などで必要とされ続ける資格です。

社会保険労務士の難易度やおすすめ勉強法は?
2020年度社労士試験の合格率は6.4%
でした。かなり難易度が高く、独学で合格を目指す人も少ないため、通信講座や資格学校の利用が一般的です。科目ごとに足切りも存在するため、苦手科目を作らないことを意識して学習を行いましょう。ひっかけ問題も複数出題されるため、それらのパターンを暗記しつつ演習をすると効果的です。

4位:行政書士

■行政書士取得の魅力は?
行政書士は、独立開業において強い武器となる資格です。待遇アップも期待できるので「現在会社勤めだけど、いつか独立開業をしたい」という人に特におすすめと言えます。また、行政書士事務所の求人も多く存在するため、就職先に困らない資格となっています。
  • 行政書士の平均年収:約600万円

■行政書士の将来性は?
官公庁への提出書類の作成など法律で行政書士の独占業務は規定されているため、需要が尽きることはないと言えます。さらに、独立開業が積極的な資格であることから、資格所有者が就職先に困る可能性も低いと考えられます。社労士、FPといった資格とのダブルライセンスによって仕事の幅も広がりやすいです。

■行政書士の難易度やおすすめ勉強法は?
2019年度行政書士試験の合格率は12.7%と、難関国家資格と呼べる低い数字となっています。憲法・民法・行政法などの学習範囲が広いことから、通信講座や塾を利用するのが一般的です。正答率60%以上が合格基準となっているため、出題数の多い民法・行政法を重点的に学習すると良いでしょう。

◆資格Times統括の「2021年イチオシ資格!」

加藤のおすすめ資格

Q、中小企業診断士の魅力はなんですか?

加藤
中小企業の経営状態を診断し、コンサルティング業務を行うのが中小企業診断士の役割です。中小企業は無数にあるため今後も需要は尽きず、さらにコンサルティングファームへの就職・転職に有利になるというメリットも存在します。企業経営に関する包括的な知識を学べる点も魅力的です。」

Q、中小企業診断士取得の難易度を教えてください。

加藤
「2019年度の合格率は一次試験の合格率が30.2%、二次試験の合格率が18.3%でした。ただし、これらは科目合格を含んでおり、一発合格率は5%以下と低い数字になると考えられます。そのため、複数回の受験に分けて、着実に科目合格を積み上げる必要があるでしょう。」

Q、中小企業診断士は稼げる資格でしょうか?

加藤
「経営に関する総合的な知識を評価される点や、業務対象が無数に存在する点、コンサル業界の就職に有利なだけでなく独立開業もできる点などを考慮すると、間違いなく稼げる資格の一つと言えるでしょう。年収1,000万円を超えている方も多くいらっしゃいます。」

清水のおすすめ資格

Q、MOSを取得する魅力はなんですか?

清水
「MOSは正式名称をマイクロソフトオフィススペシャリストと呼び、その名の通りWordやExcel、PowerPointなどの捜査技能を測定する検定試験です。ビジネス3種の神器と呼ばれる知名度の高さだけでなく、スキルをストレートに業務に活かすことができるので、事務系職種を中心に就職・転職で重宝されます。」

Q、MOS取得の難易度を教えてください。

清水
「MOSにはスペシャリストエキスパートの2種類の試験があり、合格率はスペシャリストで80%、エキスパートで60%となっています。取得しやすいだけでなく、ビジネスにおける必須スキルを磨くこともできるため、圧倒的なコストパフォーマンスを誇る資格です。」

Q、MOSは稼げる資格でしょうか?

清水
「この資格によって圧倒的な額を稼げるわけではありませんが、安定して稼げる資格が簡単に取得できるという点でメリットは大きいです。事務処理において即戦力であることを示す資格ですので、多数の企業に対しアピールすることができます。」

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今回の記事では、2021年度資格取得にチャレンジし、キャリアアップを狙いたい人に向けて、おすすめの資格をピックアップして紹介しました。

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