女子サッカーの頂点を決するトーナメント、『第35回皇后杯 全日本女子サッカー選手権大会』の3回戦7試合が12月7日12月8日に行われた。

 3回戦からはなでしこリーグの上位陣が登場。なでしこリーグを3位で終えた岡山湯郷Belleは、なでしこチャレンジリーグのASエルフェン狭山FCと対戦。前半7分に大野忍に先制を許すと、その後も追い掛ける展開が続いた。

 それでも終盤に怒涛の反撃を見せ、88分に有町紗央里のゴールでついに追いつくと、迎えた延長戦は運動量の落ちた相手に試合の主導権を握り、99分に松岡実希が決勝点を奪って勝利。格下相手に苦しめられたが、最後は実力の差を見せつけ、ベスト8入りを決めた。

 これ以外の試合では、なでしこリーグで9位に沈んだFC吉備国際大学Charmeが、同6位の浦和レッズレディースに2-1で勝利。一発勝負ならではのアップセットを演じ、準々決勝進出を決めている。なお、3回戦の結果は以下のとおり。


◆第35回皇后杯 全日本女子サッカー選手権大会 3回戦結果
12月7日
伊賀FCくノ一 3-1 日ノ本学園高校
鳳凰学園 0-10 ベガルタ仙台レディー
スフィーダ世田谷FC 2-5 ジェフユナイテッド千葉レディー
アルビレックス新潟レディース 3-0 スペランツァFC大阪高槻

12月8日
FC吉備国際大学Charme 2-1 浦和レッズレディー
岡山湯郷Belle 4-3(延長) ASエルフェン狭山FC
早稲田大学 0-4 日テレ・ベレーザ