新型コロナウイルスの影響により、マクロ経済や産業活動ばかりでなく、我々の働き方や生活の在り方まで、想定した以上のスピードと振れ幅で変化の波が押し寄せています。しかし、この大きな変化は当社にとって絶好のチャンスだと考えています。変化を先取りし、スピーディに実行に移していく当社の強みを原動力に、新たなテーマに挑戦し、さらなる成長・発展をめざしましょう。特に強調したいことが3つあります。
 一つ目は「他社にない独自の強みの追求」です。かつてない大きな変化の中にいる今こそ、変化の波に惑わされるのでなく、むしろこれまでも世の中の半歩・一歩先を先取り、培ってきた独自の強みを大いに発揮してさらに強化していく必要があります。世の中の空気質への関心が高まっている今、当社独自の強みを磨き、他社が真似のできない商品やサービスを生み出してこれまでになかった新たなビジネスモデルの創出に挑戦していきます。
 二つ目は「我々の将来目指す姿とそこに向かう道筋を描くこと」です。本年は次期戦略経営計画FUSION25を策定する年です。当社独自の技術を活かした新たな環境技術、環境事業の創出まで視野に入れて、社会・環境課題の解決と事業拡大の両立を徹底的に追求し、グループの持続的成長をめざします。例えば、「空気の価値化」のように将来の環境貢献に欠かせない課題に関しても、10年から20年先を見据えた長期的な視点を常に持ちながら我々の将来の目指す姿とそこに向かう道筋を明確にします。
 三つ目は今の環境下において「我々は日々いかに行動するか」についてです。当社はこれまでも人を基軸とした経営の下、数々の困難を乗り越え、成長してきました。我々一人ひとりが目の前の変化の兆しをしっかりと見つめて、自身の担当業務レベルでどのようなチャンスがあるかを考え、行動に移すことが重要です。そのためには、それぞれの組織における生きたコミュニケーションを実行し、変化の中だからこそ、やるべきことを明確にし、スピーディに実行してほしいと思います。
この3つを意識して変化をチャンスととらえ、全社グループが一丸となり、攻めの姿勢とこれまで以上にスピードある実行で、新たなテーマに挑戦していこうではありませんか。


2021年 ダイキン工業グループ年頭方針の骨子


1.変化を恐れず、他社にない強みを最大限に発揮する絶好のチャンスと捉えよう
2.社会課題の解決と事業拡大の両立を徹底的に追求しよう
3.攻めの姿勢とスピードある実行で、新たなテーマに挑戦していこう