大雪での立ち往生はもう避けたいところ。対策も強化されています。

2021年1月7日(木)より日本海側を中心に、大荒れの天気が予想されていることから、高速道路を管理するNEXCO各社が不要不急の外出を控えるよう呼び掛けています。

各社とも、広い範囲で通行止めを実施する可能性があることを示唆しています。実際、年末年始(12月31日1月3日)の大雪に際しては、全国48の区間で吹雪や交通事故、スタック立ち往生)車両の発生などによる通行止めが発生しました。

これには、集中的な除雪を行うための「予防的通行止め」も含まれます。たとえば12月31日から1月1日にかけ、関越道では六日町IC~長岡IC間で4時間半、新名神高速では四日市JCT亀山西JCT間で9時間20分のあいだ通行止めとなり、その間、それぞれ上信越道東名阪道など、別ルートへの広域的な迂回が呼び掛けられました。

関越道の群馬・新潟県境に近い区間では、12月中旬に数千台の車両が巻き込まれる大規模な立ち往生が発生し、完全解消まで50時間以上を要しました。NEXCO各社は、「高速道路で1台でも自力走行不能車両が発生すると、長時間の渋滞や通行止めにつながる可能性がある」とし、警戒と対策を強めています。

2020年12月31日、北陸道 木之本IC~敦賀JCTにおける除雪の様子(画像:NEXCO中日本)。