米大統領選をめぐり、悪あがきを続けている共和党トランプ大統領のXデーが迫っている。6日(現地時間)に開かれる上下両院合同本会議で上院議長を兼務するペンス副大統領民主党バイデン前副大統領の勝利を認定する見通しで、20日の就任式を経て政権交代することになる。就任式では新旧大統領が顔をそろえ、引継ぎを行うのが慣例だが、敗北を認めないトランプ大統領は「国外脱出」を計画。しかし、コロナ禍で狂ったシナリオは最後までパーになりそうだ。

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 9億ドルもの負債を背負い、ロシアゲートをはじめとする数々の疑惑を抱えるトランプ大統領ホワイトハウスを追放されれば、「破産」「訴追」が一気に現実味を帯びる。それだけに、選挙結果をひっくり返そうといまだに死に物狂いだ。大接戦の末にバイデン前副大統領が勝利を収めたジョージア州の選挙管理責任者に対し、結果を覆すよう露骨な圧力をかけた音声が報じられたほか、上院議長を兼務するペンス副大統領にも上下両院合同本会議でバイデン前副大統領の当選を公式認定しないよう迫ったとも報道された。

 その一方、最悪の事態に向けた準備も着々と進めている。就任式を物理的にボイコットするための「国外脱出」だ。

「トランプ一家が英国北部のスコットランドに保有するゴルフリゾートを訪れる予定だと英メディアに報じられました。トランプ氏の側近によると、2016年の前回大統領選の際も、トランプ氏は敗北に備えてジョン・F・ケネディ国際空港に自家用ジェットを待機させ、翌朝にはスコットランドに飛び、リゾートでゴルフをエンジョイするつもりだと言っていたといいます。異様にプライドが高く、負けを絶対に認めたくない性格ですから、新大統領誕生に沸く米国にはとてもいられないのと自覚しているのでしょう」(在米ジャーナリスト)

 感染力の強い変異種が発見された英イングランド地方は3度目のロックダウンに突入。国際線航空便の発着を制限している英スコットランド自治政府のスタージョン首相は「必要不可欠な目的がない限り、われわれは誰であれスコットランド訪問を認めない」と断言し、「ゴルフ旅行は不可欠な目的とは見なさない」と入国を事実上拒否した。

「世界的に変異種への警戒から出入国制限を厳格化する中、世界一の感染大国の米国からやってくるトランプ大統領を受け入れる国は見当たらないでしょう。どうしても国を出たいのであれば、『トランプ大統領』の生みの親といわれるロシアプーチン大統領を頼るほかないかもしれません」(前出のジャーナリスト)

 パワーを失ったトランプ大統領を冷徹なプーチン大統領が受け入れるのかどうか。

※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

新型コロナ変異種拡大で「国外脱出」も頓挫・・・行き場を失ったトランプ大統領のXデー