中国のポータルサイト・百度に8日、「日本は、中国の強さがどこにあると考えているのか」とする記事が掲載された。

 記事は、日本人の祖先が中国大陸からやってきたという学説があるとし、大陸は漢の時代から日本とかかわりを持ってきたと紹介。やがて唐の時代になると日中双方が初めて矛を交えることになり、そこで唐が大勝利したことで「勝者を師と仰ぎ、強者を友とする」をモットーとする日本人が謙虚に中国から学ぶようになったとした。

 そして、盛唐文化は日本に様々なものを伝えもたらし、日本はより強く、豊かになっていったほか、日本が中国を「師」と仰ぐ時代は近世に至るまでつついたことを説明。一方で、近代に入ると日本は海外への勢力拡大を積極的に画策するようになり、1930年代以降はその目標に「限りなく近づきつつあった」と指摘した。

 その上で、中国は100万人と言われた日本の軍隊による侵略を受けつつも決して屈服することなく、「数千年の歴史を持つ民族の団結力により逆境を克服し、侵略者を駆逐し、平和の勝利を得たのである」と伝えている。

 記事は、ある日本の学者がかつて中国について「中国人の民族的感情による強烈な団結力は、いかなる科学的な兵器をも打ち破る力を持っている。これがまさに日本が中国に対して注視すべきであり、畏敬の気持ちを抱くに値する点なのだ」と語ったことを紹介した。

 そして、「一つの国において、民族に不可欠なのは民族感情だ。民族感情はわが国の各民族を団結させ、ともに外敵に抗う力を持つのだ。われわれは常につながりを持っており、いつでも立ち上がるのである」と中国の民族的な団結力を評している。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)

日本人が中国に対して最も恐れを抱いていることって何?