2021年1月11日成人の日。今年は、2000年度(2000年4月2日~2001年4月1日)に生まれた人が新成人となる。そこで今回は、今後の活躍が大いに期待されるサッカー界の“新成人選手”に注目。市場価値の最も高い選手を国別に15名ピックアップしてみた。(※海外選手は日本の新成人の定義に該当する選手をピックアップ)

 “新成人”相当の選手で最も市場価値が高かったのは、ドルトムントノルウェー代表FWアーリング・ハーランド。市場価値は唯一、1億ユーロ(約127億円)に到達しており、全世代のサッカー選手のなかでも10番目の高さを誇る。

 2位はバイエルンカナダ代表DFアルフォンソ・デイヴィスで、評価額は8000万ユーロ(約102億円)。ブンデスリーガ勢がトップ2を独占した。

 その後はマンチェスター・Cイングランド代表MFフィル・フォーデンが6000万ユーロ(約76億円)で3位、ユヴェントススウェーデン代表MFデヤン・クルゼフスキとレアル・マドリードのブラジル代表FWロドリゴが4500万ユーロ(約57億円)で4位タイとなっている。

 上位を占めている国が、ハーランドの「ノルウェー」、デイヴィスの「カナダ」、クルゼフスキの「スウェーデン」など、いわゆる世界の強豪国“ではない”ことも、今年の特徴と言えるだろう。市場価値では彼らと少し差があるものの、バルセロナのアメリカ代表DFセルジーニョ・デストや今冬ライプツィヒに加入したハンガリー代表MFドミニク・ショボスライ(共に市場価値は2500万ユーロ(約32億円)の活躍も注目に値する。

 なお最高額のアジア人選手は、バレンシアに所属する韓国代表MFイ・ガンインで評価額は1500万ユーロ(約19億円)。日本の新成人選手で最も高評価を受けているのは、オランダのAZで活躍するDF菅原由勢で市場価値は250万ユーロ(約3億円)だった。

 以下が、2021年の主な“新成人選手”15名。

※市場価値は、移籍情報サイト『transfermarkt』の1月10日時点の情報を参照
※日本円は1月10日時点のレートで換算
※カッコ内は(生年月日/所属クラブ/ポジション)

◆<ノルウェー> アーリング・ハーランド

(2000年7月21日ドルトムント/FW)
市場価値:1億ユーロ(約127億円)

◆<カナダ> アルフォンソ・デイヴィス

(2000年11月2日バイエルン/DF)
市場価値:8000万ユーロ(約102億円)

◆<イングランド> フィル・フォーデン

(2000年5月28日マンチェスター・C/MF)
市場価値:6000万ユーロ(約76億円)

◆<スウェーデン> デヤン・クルゼフスキ

(2000年4月25日ユヴェントス/MF)
市場価値:4500万ユーロ(約57億円)

◆<ブラジル> ロドリ

(2001年1月9日レアル・マドリード/FW)
市場価値:4500万ユーロ(約57億円)

◆<イタリア> サンドロ・トナーリ

(2000年5月8日ミラン/MF)
市場価値:3200万ユーロ(約41億円)

◆<フランス> ウェスレイ・フォファナ

(2000年12月17日レスター/MF)
市場価値:2700万ユーロ(約34億円)

◆<アメリカ> セルジーニョ・デスト

(2000年11月3日バルセロナ/DF)
市場価値:2500万ユーロ(約32億円)

◆<ハンガリー> ドミニク・ショボスライ

(2000年10月25日ライプツィヒ/MF)
市場価値:2500万ユーロ(約32億円)

◆<スペイン> エリックガルシア

(2001年1月9日マンチェスター・C/DF)
市場価値:2000万ユーロ(約25億円)

◆<ベルギー> チャールズ・デ・ケテラエル

(2001年3月10日/クラブ・ブルージュ/MF)
市場価値:1600万ユーロ(約20億円)

◆<オランダ> マイロン・ボアドゥ

(2001年1月14日/AZ/FW)
市場価値:1500万ユーロ(約19億円)

◆<ガーナ> モハメド・クドゥス

(2000年8月2日アヤックス/MF)
市場価値:1500万ユーロ(約19億円)

◆<韓国> イ・ガンイン

(2001年2月19日バレンシア/MF)
市場価値:1500万ユーロ(約19億円)

◆<日本> 菅原由勢

(2000年6月28日/AZ/DF)
市場価値:250万ユーロ(約3億円)

(記事/Footmedia)

2021年“新成人”を迎えた選手たち [写真]=Getty Images