今シーズンのトッテナムジョゼ・モウリーニョ監督からの信頼を得られず、不遇をかこっているイングランド代表MFデレ・アリは、10日に行われたFAカップ3回戦のマリンとのアウェイゲームに先発出場。随所で能力の高さをみせていたものの、赤面もののハプニングを起こすシーンもあった。

3-0とトッテナム大量リードで迎えた33分、左サイドでボールを持ったDFベン・デイビスからボールを受けようとサイドに開いたデレ・アリだったが、後ろ向きに走っていたデレ・アリは、足をもつれさせてしまいそのまま転倒。特に相手からのプレッシャーがあった訳ではなかったが、転倒したまま後ろでんぐり返しのような形で一回転し、立ち上げってパスを受けた。


デレ・アリのまさかの転倒には、近くのベンチで試合を観ていたFWソン・フンミンも思わず顔を覆って爆笑。FWガレス・ベイルに至っては、「ダイブだろ」と言わんばかりに、右手を上げてカードを出す仕草を見せていた。

思わぬアクシデントに苦笑いを見せていたデレ・アリだったが、試合では1アシストを記録し、チームの潤滑油となる見事なプレーを見せた。

試合後には、モウリーニョ監督もそのパフォーマンスを称賛し、出場機会の増加を示唆している。

「彼の試合での態度には本当に満足している。あまりリスクを冒したくなかった。ピッチの上は少し危険で、彼らの熱意が創造的なものを危険にさらすこともあるが、私は満足している」

「彼は今日ここにいたし、クオリティを測るための試合ではなかったが、プロフェッショナリズムと態度には非常に満足している。水曜日の試合でデレがプレーしていても驚かないだろう」



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