エナジードリンクレッドブルが、「成人の日」である1月11日読売新聞朝刊に掲載した新聞広告が賛否を呼んでいる。

 レッドブル公式ツイッターアカウントは、同日にツイッターでも「まっすぐ、愚直に、大きくいこう」とつづり、掲載した広告の写真をアップ。そこには「くたばれ、正論。」という見出しとともに、「この世の行き過ぎた正しさが、君の美しいカドを丸く削ろうとする」とつづられていた。

 さらに広告には、「正しすぎることからは、何も生まれない。常識を積み重ねても、所詮それは常識以外の何物でもないから、自分の感受性を守れ。自分の衝動を守れ。自分の中のバカを守れ。本能が面白いと感じる方へ動くんだ。まっすぐ、愚直に、大きくいこう」と記されていた。

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 しかし、このツイートの元に、一部ツイッターユーザーから「正しさよりも楽しさを優先した結果、コロナ禍になってるのに」「コロナウイルス関連で陰謀論フェイクニュース飛び交いまくりの今のタイミングでこれ?」といった批判が集まる事態となっている。

 また、一方では批判に対し、「“正しくない”コピーに罵詈雑言浴びせるこの現象がこのコピーの正しさを表してる皮肉」「たとえ正しくても行き過ぎるのは良くないって話でしょ」といった呆れ声や、「正論イコール“正解”とは限らない」「行き過ぎた正義が誰かを抑圧するなんて昔からよくある」というコピーに対する感心の声も寄せられてる。

 コロナ禍においては、対策を守らない身勝手な行動が感染を広げているとされている一方で、“自粛警察”や“他県ナンバー狩り”などの行き過ぎた行動も問題視されている。正しさの定義も難しい中、さまざまな意見を集めてしまったようだ。

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