転職メディアを運営するポム(東京都港区)は、正社員で働く全国の事務職200人を対象に2020年冬のボーナス調査を実施した。その結果、ボーナスの支給があったのは全体の72%(143人)で、平均支給額は34.7万円だったことが分かった。

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 また、ボーナスが支給された人のうち、半数以上が19年の夏ボーナスと比較して「去年と変わらない」「去年よりよくなった」と回答。その一方で「去年よりやや悪くなった」(32%)、「去年よりとても悪くなった」(12%)という声も44%あり、明暗が別れた。今回の支給額に対する満足度は、55%に及ぶ79人が「不満足」と回答した。

 一方、ボーナスが支給されなかった人に理由を尋ねたところ、「コロナの影響で支給されなかった」との回答が39%(22人)を占めた。しかし、200人全体から算出すると、コロナの影響を理由にボーナスが支給されなかった割合は約1割にとどまった。

 ボーナスの平均支給額が最も多かった事務職は、IT事務職で56万3000円だった。ついで、貿易事務が50万円、人事事務が42万5000円と続いた。

●「ボーナスの支給額を受け、転職を考えた」人の割合は?

 ボーナスが支給された人のうち、支給額に不満を感じた79人を対象に、「ボーナスの支給額を受け、転職を考えたか」と尋ねたところ、33%が「転職を考えた」と回答。20年夏のボーナス調査では18%だったので、転職を考える人が14%増加した。

 同様に、ボーナスが支給されなかった人に転職を考えたか調査したところ、32%が「転職を考えた」と答えた。こちらも夏に比べて転職希望者が7%アップした。

 コロナ禍における給与カットが懸念されている一方、少なくとも今回の事務職を対象にした調査では、コロナの影響を理由にしたボーナスカットは一部にとどまった。しかし、転職希望者が増加していることから、会社に対する不安や懸念を感じ取っている事務職が増えていることが見て取れる。

 なお、調査期間は20年12月25日〜29日。調査対象の内訳は、IT事務(18人)、医療事務(5人)、一般事務(83人)、貿易事務(4人)、営業事務(25人)、経理事務(18人)、人事事務(7人)、総務事務(12人)、歯科事務(1人)、調剤薬局事務(4人)介護事務(2人)、その他(21人)だった。

ボーナスの平均支給額は?