元フジテレビアナウンサーで、現在はスポーツアンカーの田中大貴と林歳彦がパーソナリティーを務めるラジオ関西の番組「としちゃん・大貴のええやんカー!やってみよう!!」(提供:株式会社ユーポス、株式会社ジャパンクリエイトグループ、もとの樹)。

いよいよ開幕を迎えるラグビートップリーグを前に、ゲストにラグビー元日本代表で、現在はアメリカ・メジャーリーグラグビーにて活躍する畠山健介さんが出演。

自身の選手生活やラグビーへの思いなど、ラグビーへの興味が引き立てられる内容が放送された。

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着実に力をつけることで認知へ


現在、アメリカのメジャーリーグラグビープレーしているという畠山さん。

アメフトや野球、バスケといったスポーツに比べると、まだまだこれからという感じですね。ヨーロッパ圏の人とかも多いですし、アメリカの人はスポーツが好きなんです。
だから、着実に力をつけていったら認知されるのではないかと思います」

と、今後のラグビーの発展への期待を語った。

さらには自身のポジション、「プロップ」についても言及。

「1番の大きな役割としては、スクラムを最前列で組むことです。3番が1番重圧がかかると言われているんですけど、僕からすると1番の人の方がバランスを崩しやすいと思います」

と、同じポジションであっても場所による難しさがあることを明かした。

日本人はもっとスポーツを好きになっていい

「2015年、南アフリカに勝ったワールドカップあったじゃないですか。前回も盛り上がって。日本人が見て合う競技なのかなって思うんですけど」

と林が疑問をぶつけると、

「大会を通して知ってもらえたら嬉しいですけど、日本人はもっとスポーツを好きになっていいんじゃないかと思うんです」

イギリスやアメリカにも行って、世界中の選手だけじゃなくてファンがどんな風に観ているのかを見ているんですけど、熱狂的ですし負けても観に行っているんですよね。そういうのがスポーツの醍醐味かなと思うんですが、日本人は勝たないとなかなか来てくれなかったり」

「通い続けることで、負けていたチームが優勝したり好成績を出した時の喜びは、すごく人生に寄り添っていると思うんです」

と、畠山さんの経験やスポーツマンとしての感覚から、ラグビーだけでなくスポーツ全般に対する日本人の意識変化への期待が語られた。

ブラックホールのような引力がある

「ヨーロッパやアメリカのメジャーリーグに行くというチャレンジングな精神、その辺りも今後のことを考えてという事か」

と田中が畠山さんに質問すると、

「しっかり自分のプレーをすると言うことが最優先ではあるんですけど、リーグとしてはほやほやのアメリカで、どうお金を回すのか、また魅せていくのかというのは勉強になります」

と語り、スタジオでは「これはビジネスマンになりますね!」という声が大きく上がっていた。

畠山さんは、日本のラグビーについて

ラグビー界は魅せ方が下手なんですよね。ヨーロッパは分化になっているのでまた違うと思うんですが、日本は特に魅せ方が下手だと思います」

と、自身が思う課題について話した。

田中もラグビーに対して思うことがあるらしく、

「競技人口はそれほど多くないですが、社会人や大学生からは人気なのでかなり大きいスポーツだと思われがちなんですけど、意外と狭いですよね」

と語る一面も。

これに対し畠山さんは、

ラグビーブラックホールのように、人を吸い込む引力が凄いんです。でも、中でどうなっているのか、それが分からないので近づきがたいという部分はあったと思います」

と、ユニークな言葉を使いながら、ラグビーが持つ不思議な魅力と近づき難いと思われていた背景についての思いを話した。

※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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