ブラジルのある蝋人形館が、若干不名誉な話題で人々の注目を集めている。陳列されている蝋人形は地元の実業家が作ったというが、いずれも誰を模したものか全く分からず、似ても似つかない人形ばかりなのだ。「世界最悪の蝋人形館」とも呼ばれるこの蝋人形館について『Daily Star』『The Guardian』などが伝えている。

ブラジルのパラナ州ロランジア市にあるセント・ジョセフ教会では、教会内の一部スペースを蝋人形を陳列した博物館として公開している。このほどSNSユーザーによってこの博物館内部の動画がシェアされ、多くの注目を集めた。

博物館にはマリリン・モンローダイアナ元妃、F1ドライバーのアイルトン・セナといった多数の著名人を模した蝋人形が陳列されている。ところが話題の焦点は、この蝋人形が本人に似ても似つかないところに集まったようで、SNSでは次のような声があがっている。

「このマリリン・モンローって重量挙げに夢中になって(歯を食いしばって)るような顔してるよ。」
アイルトン・セナがまるで自然博物館に展示されているネアンデルタール人のようだ。」
ダイアナ妃が『進撃の巨人』に出てくる巨人にしか見えない。」

またこの博物館について、海外メディアは「世界最悪の蝋人形館」「ブラジルのホラーストーリー」などといった見出しをつけて報じている。更に一部のメディアではどの蝋人形が誰なのか、クイズ形式にした記事まで掲載していた。

最近になって注目を浴びている同博物館だが、2015年にオープンしてから既に5年が経っている。当時の報道によると、蝋人形の作者は地元に住む実業家のアルリンド・アルマコロさん(Arlindo Armacollo、77)で、彼は趣味で蝋人形を作っており、自分が作った蝋人形を教会のために寄付したそうだ。

5年経った今になってなぜ人々の注目が集まったのかアルリンドさん本人は不思議に思ったそうだが、一方で「私はあまり気にしていません。教会の宣伝になってくれましたからね」と嬉しそうに話している。

画像は『David Paxton 2021年1月11日付Twitter「A Brazilian church decided to do its own mini waxwork museum.」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 MasumiMaher)

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