EXILE平井堅ケミストリーJUJU、そして三代目J SOUL BROTHERSなどを成功に導いた音楽プロデューサー、松尾潔。2021年2月17日、初の小説『永遠の仮眠』を新潮社より発売する。その表紙に三代目J SOUL BROTHERSの岩田剛典を起用した。

人生の岐路に立つ音楽プロデューサー・悟と、悟がデビューさせたシンガー・義人との邂逅を通じ、音楽業界の内実を克明に描いた本作。

2010年、岩田が三代目 J Soul Brothersのオーディションでデビューした際に審査員を務めたのが松尾だった。デビュー当時まだ大学生だった岩田との交流は、松尾に強い印象を与えたといい、そんな岩田と松尾の関係性は、作中の重要な人間関係とも通じる。

そんなデビュー前からお互いを知る深い関係性と、作中との共通項から「登場人物の憂いや不安を演じて欲しい」と松尾は岩田に表紙出演をオファー、実現に至った。

松尾潔 ©新潮社

岩田剛典起用に関して、松尾潔は次のようにコメント。

「デビューをきっかけに知り合ったダンス好きの大学生が、10年後には誰もが知る俳優として私のデビュー小説の表紙カバーに登場する。この事実こそ物語の名に値するのかもしれない」

岩田剛典をはじめ、同じく三代目 J Soul Brothersのメンバーである今市隆二と登坂広臣も本書にコメントを寄せている。

「主人公である音楽プロデューサーとシンガーがスタジオで交わす会話は、本当にリアル。派手ではない、地味な会話の積み重ねで、信頼関係は培うから。自叙伝のような感覚で読みました」
──岩田剛典

「松尾さんが小説を書かれると聞いて胸が躍りました。三代目 J SOUL BROTHERS のデビュー曲『Best Friend’s Girl』は松尾さんプロデュース。松尾さんが手掛ける歌詞は技術的な部分は勿論、時にはストレートな言葉を使い、物語をしっかり心に届けてくれます。今回の小説では松尾さんが生きてきた証を感じました。物語の登場人物の運命がどうなっていくのか是非楽しんで下さい。多くの方に『永遠の仮眠』が届くことを願っています」
──今市隆二

「松尾さんがこの度、初めて小説を発表されるという事で、非常に楽しみにしていました。僕らのプロデュースして頂いた楽曲の歌詞なども改めて読み返し、さらに松尾さんの描く世界観や思いなど、今作を通して強く感じる事が出来ました」
──登坂広臣

利害渦巻く巨大な音楽産業のリアルな裏側と、音楽の力を信じる真っ直ぐな思いの葛藤には誰もが心揺さぶれるはず。登場人物の憂いや不安を表現した岩田剛典の表紙とともに楽しんで。

『永遠の仮眠』
著者/松尾潔
本体価格/¥1,700
発行/新潮社
発売日/2021年2月17日
URL/www.shinchosha.co.jp/book/353841

【あらすじ】
主人公は42歳の男性音楽プロデューサー。とあるテレビドラマの主題歌を巡り、人生の岐路に立っている主人公と常に高視聴率を保持しているテレビ局の辣腕ドラマプロデューサー、主題歌に起死回生をかけるシンガーソングライターの三人が絡み合う展開。人災、天災、どんな困難の前にあっても、音楽の、エンタテインメントの力を信じて、信念を貫き通し、自らの生きる道を歩んでいく物語。