2021年は、マーベル・スタジオから注目の最新作が続々と公開される“マーベル・イヤー”となる。StayHomeが大事なこの時期だけに、ディズニープラスなどの配信で、“おうちで楽しめる”マーベル初心者にお薦めの3作品を紹介する。

【写真を見る】「アントマン」は、身長1.5cmのヒーローによるアクション・エンターテイメント

映画「ワンダヴィジョン」(1月15日[金]配信)をはじめ、「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」(3月19日[金]日米同時配信)や「ロキ」(5月、日米同時配信)など、ディズニープラスで独占配信されるドラマシリーズ作品に加え、「ブラック・ウィドウ」(4月29日[木]公開)といった劇場作品も続々登場する予定の2021年。

マーベル・スタジオが手掛ける「MCU」シリーズといえば、10年以上をかけて描かれ続ける、人類を守るために戦う最強ヒーローズの物語。

全てのストーリーが同一の世界観を共有しており、ヒーロー個人に焦点を当てた作品から、ヒーローが勢ぞろいするクライマックス「アベンジャーズ」を冠する作品までの、壮大なクロスオーバーが最大の魅力。

史上最大規模のスケールで描かれているだけに、シリーズを通して知れば知るほど面白い作品だが、個々の作品自体が抜群に面白いのも特徴となっている。

■型破りなヒーローたちが織りなす、アクション超大作ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」(2014年)

幼くして地球から誘拐され、宇宙をまたにかけるトレジャー・ハンターとなったピーター・クイル。ある日、巨万の富を夢見てパワーストーンオーブ>を盗み出したピーターだが、銀河を滅亡させるほどの恐ろしい力を持つオーブを狙う悪党たちから追われる羽目に。

刑務所に収容されたピーターは、そこで偶然出会った個性的な4人の凶悪犯たちと共に、宇宙の存亡を懸けた戦いに巻き込まれることとなる。お尋ね者の彼らは、この100%勝ち目のない無謀過ぎる戦いに勝利し、“銀河の守護者”になれるのか。

この作品の最大の見どころは、アベンジャーズを超える(?)“ありえない”チームの存在。たまたま利害が一致しただけの彼らが、宇宙最凶チーム“ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー”を結成し、悪に立ち向かう。

5人の個性豊かなメンバーたちが織りなす、史上最もヒーローらしくないヒーローたちの冒険と戦いが圧倒的なスケールで描かれる。

また、作品の随所にノリノリの楽曲も起用。印象的な1970年代懐メロが満載で、見る人の気分を盛り上げてくれるだろう。

映画史上最小! 身長1.5cmのヒーローによるアクション・エンターテインメント「アントマン」(2015年)

やる気も能力もあるのに、なぜか空回りばかりの人生崖っぷちの男・スコット・ラング。仕事も家庭も失い絶体絶命の彼にオファーされた最後にして唯一の“仕事”は、身長わずか1.5cmになれる驚異の“スーツ”を着用し、神出鬼没のヒーロー“アントマン”となることだった。

最愛の娘のために挑戦を決意した彼は、本当のヒーローとなり人生のセカンド・チャンスをつかむことができるのか。そして、アントマンに決死のミッションが託される。

同作の最大の見どころは、主人公・スコットの愛らしいキャラクター。誰もが憧れる強いヒーロー像とは一線を画す、マーベル史上最も身近に感じられる等身大のヒーロー“アントマン”として、さえない彼が真のヒーローになるために奮闘するシーンは、誰もが応援したくなるだろう。

また、ミニサイズならではの特徴を生かした大胆なアクションシーンだけでなく、ところどころに挟まれる小ネタも魅力的で、見ている人を飽きさせないコメディー要素も満載となっている。

■おうちで楽しめる最新作「ワンダヴィジョン」(2021年)

数々のヒット作を生み出してきたマーベル・スタジオが約1年半ぶりに公開する最新作「ワンダヴィジョン」では、「アベンジャーズ/エンドゲーム」(2019年)後の世界を舞台とした、あるカップルの結婚生活が描かれる。

長い恋愛の末、晴れて結婚し、理想の結婚生活を送ることになったワンダとヴィジョン。これ以上ない幸せを手に入れた2人だったが、その生活は次第に崩れ始め、幸せな生活の裏に隠された”謎“がむき出しになっていく。

同作では、壮大なアクションや“ヒーロー映画”の枠を超えた衝撃的なストーリーなど、多様な展開でファンを楽しませてきたマーベルが“シットコム”という新しいジャンルに挑戦。

誰も見たことがない“全く新しいマーベル作品”を描く一方で、いまだ謎のベールに包まれた不穏な雰囲気が導く、コメディーだけでは終わらない、マーベルならではの衝撃的展開が待ち構える。

1月15日(金)に日米同時配信となるディズニープラス オリジナルドラマシリーズ「ワンダヴィジョン」/(C)2021 Marvel