先週行われた前節では首位バイエルンボルシアMGに逆転負けを喫し、2位ライプツィヒドルトムントに完敗したことで2ポイント差に変動はなかった。迎える第16節は6位ヴォルフスブルク(勝ち点25)vs2位ライプツィヒ(勝ち点31)、5位ウニオン・ベルリン(勝ち点28)vs3位レバークーゼン(勝ち点29)による上位対決が行われる。

まずは土曜開催のヴォルフスブルクvsライプツィヒヴォルフスブルクは前節ウニオン・ベルリン戦では退場者を出しながらも2-2の引き分けに持ち込んで見せた。地力を付けてきたところを見せた中、ライプツィヒを下して上位陣を追走することができるか。

対するライプツィヒは前節、勝利すれば首位浮上だった中、ドルトムント戦では後半に崩れ、3失点を喫して完敗となった。今季リーグ戦2敗目を喫したチームは、勝利して翌日に試合を行うバイエルンプレッシャーをかけられるか。

続いて金曜開催のウニオンvsレバークーゼン。ウニオン(勝ち点25)は前節ヴォルフスブルク戦では数的優位を生かせず引き分けに持ち込まれてしまった。とはいえ、格上クラブに対して持ち味のカウンターが十分に機能しており、自信を更に深めているはず。FWアウォニーのスピードがショートカウンターを武器とするレバークーゼン相手にも牙を剥くか。ここ2試合出番のない遠藤渓太に出場機会があるかにも注目だ。

一方、ブレーメン相手に低調ドローに終わった3位レバークーゼン(勝ち点29)は前節、ブレーメン相手にほぼチャンスを作れず何とか引き分けるのが精いっぱいだった。これでここ3試合1分け2敗とブレーキがかかっているが、好調ウニオンを下せるか。

ボルシアMG戦では2点のリードをひっくり返されての痛恨の逆転負けを喫した首位バイエルン(勝ち点33)は、8位フライブルク(勝ち点23)とのホーム戦に臨む。ボルシアMGが難敵とはいえ、王者らしからぬ不覚を取ったバイエルンは、水曜に行われたDFBポカールでは2部のキール相手にまさかのPK戦負けとなってしまった。悪い流れが続いた中、気持ちを切り替えてフライブルクを一蹴できるか。

そしてライプツィヒを撃破した4位ドルトムント(勝ち点28)は、最下位マインツ(勝ち点6)とのホーム戦に臨む。ライプツィヒ戦ではFWハーランドドッペルパック、MFサンチョが2試合連続ゴールと、両ヤングスターが輝きを放った。主軸のMFヴィツェルがアキレス腱断裂の大ケガを負ってしまったが、上位に食らいついたドルトムントは最下位に沈む相手に対して3連勝となるか。

アウグスブルクに快勝としたMF遠藤航の10位シュツットガルト(勝ち点21)は、7位ボルシアMG(勝ち縁24)とのホーム戦に臨む。アウグスブルク戦では快足アタッカーのMFワマンギドゥカを軸に多くのチャンスを生み出したシュツットガルト。4試合ぶりの勝利を手にした中、格上のボルシアMG相手にもショートカウンターで撃破となるか。

MF長谷部誠、MF鎌田大地が揃って先発し、マインツに2-0と快勝した9位フランクフルト(勝ち点23)は、17位シャルケ(勝ち点7)とのホーム戦に臨む。マインツ戦では2試合連続ボランチでの先発となった長谷部が試合をコントロールするさすがのパフォーマンスを発揮してチームの勝利に貢献した。鎌田は元気がなかったが、前節1年ぶりの勝利を手にしたシャルケを下して4連勝となるか。

前節ヘルタ・ベルリン戦を1-0と競り勝ったMF堂安の15位ビーレフェルト(勝ち点13)は、14位ホッフェンハイム(勝ち点15)とのアウェイ戦に臨む。ヘルタ戦では自陣に引きながら我慢強く勝機を見いだしたビーレフェルト。堂安もポスト直撃のシュートなどで存在感を示したが、前節シャルケに完敗し、残留を争う可能性のあるホッフェンハイムに勝利して今季初の連勝としたい

最後に前節レバークーゼン戦でベンチ外となったFW大迫の13位ブレーメン(勝ち点15)は、11位アウグスブルク(勝ち点19)とのホーム戦に臨むが、大迫に出番は訪れるか。

ブンデスリーガ第16節
▽1/15(金)
《28:30》
ウニオン・ベルリンvsレバークーゼン

▽1/16(土)
23:30
ヴォルフスブルクvsライプツィヒ
ケルンvsヘルタ・ベルリン
ホッフェンハイムvsビーレフェルト
ドルトムントvsマインツ
ブレーメンvsアウグスブルク
《26:30》
シュツットガルトvsボルシアMG

▽1/17(日)
23:30
バイエルンvsフライブルク
《26:00》
フランクフルトvsシャルケ

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