声優としても活躍中の鈴村健一(月~木曜)と俳優の山崎樹範(金曜)、フリーアナウンサーハードキャッスル エリザベスパーソナリティをつとめるTOKYO FMの番組「ONE MORNING」。1月11日(月・祝)放送のコーナーリポビタンD TREND NET」のテーマは「Twitter社、トランプ氏の個人アカウントを永久凍結」。報道ベンチャーの株式会社「JX通信社」代表取締役・米重克洋さんに話を伺いました。

※写真はイメージです



アメリカTwitter社は1月8日(現地時間)に、「暴力行為をさらに扇動する恐れがある」として、ドナルド・トランプ氏の個人アカウントを永久凍結したと発表しました。

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鈴村:こちらネットの反応はいかがでしたか?

米重:賛否それぞれ二極化している印象があります。「むしろもっと早く凍結すべきだったのではないか」と今回の発表を評価する声がある一方、「やり過ぎ」「言論の自由に関わることなのでは?」といった意見も見られます。また、少数ですが日本国内のトランプ氏支持者のなかには、もっと苛烈な反応もあります。

鈴村:トランプ氏の支持者が議会に乱入・占拠するという事件が発生したことで、Twitter社は今回の措置に踏み切ったんですよね?

米重:はい。そもそも、ワシントンでは6日(現地時間)にトランプ氏の支持集会がありました。要は、上院・下院それぞれで大統領選の選挙人の正式な票を数えて指名する、というプロセスがあるので、そこに合わせて集会をしよう、ということをトランプ氏が呼び掛けました。この集会の動員にTwitterを使っていたのですが、その結果、群衆が暴徒化して議事堂に乱入する……という、驚くような事態になってしまった訳です。

その集会のときに、トランプ氏は演説で支持者に対し「議事堂に向かおう」と促していました。こういったことが暴力の扇動になるのでは、ということでTwitter社は一時、トランプ氏のアカウントを凍結しました。しかし、その後も参加した群衆に対して「特別だ」とお墨付きを与えるかのような発言の動画を投稿し、さらに暴力を扇動する恐れがあるとみなされ、トランプ氏のアカウントを永久凍結するという措置に踏み切りました。

鈴村:Twitter社がここまでの判断を下したことに関して、どう思われますか?

米重:一般ユーザーに対する凍結やアカウント削除は、よくあることではありますが、大統領に対しては前例がありません。民間企業が大統領に対してアカウントの凍結ができてしまうのは、ある意味、逆に言論の自由があるのでは? という気がしなくもないですが、一方で政治的な意見が封殺された、と感じる人もいますので、Twitter側も相当なリスクを感じていたでしょうし、それを天秤にかけて判断した……ということなのだと思います。

鈴村:今回の措置に対するトランプ氏、支持者の反応は?

米重:支持者は当然反発の声を上げていますが、トランプ氏の側近のアカウントも次々と凍結されている状態です。今後は、投稿が規制されない場に移動する動きが大きく目立ってきそうですね。

鈴村:他のプラットフォームは、今後どのような対応をするのですか?

米重:こういったプラットフォームは、他のサービスに依存している場合が多いです。例えば、トランプ氏の支持者が集まる「Parler(パーラー)」というサービスは、Amazonサーバーを使っているのですが、Amazon側は「Parlerのサーバーを停止する」と言っているので、サービスの継続が難しくなります。

鈴村:こういうことが続いていくと、何かが制限されていく社会になってしまわないかな、というような気もしてしまいます。僕は、それは少し怖いなと思いました。もともとSNSは、自由な発言ができるところが大きい場所だと思います。この番組でも度々フェイクニュースについて扱っていますが、何が本当で何が本当じゃないか、ソースをどうやって正しく判断するか、ということに繋がってくると思います。

まだまだ、これからのメディアなんだなぁと感じます。かといって、すべてが統制されて、何かが報道されることになってしまうのも違うな、とも感じます。すべての情報は自由であるべきだし、すべての情報は真実に繋がるものであってほしいな、と心から思います。

番組名:ONE MORNING
放送日時:毎週月~金曜6:00~9:00
パーソナリティ鈴村健一(月~木曜)、山崎樹範(金曜)、ハードキャッスル エリザベス
番組Webサイトhttps://www.tfm.co.jp/one/
Twitterが「トランプ氏の個人アカウント」を永久凍結…インターネット上の反応は?