ブンデスリーガ2部第16節が16日に行われ、ハノーファーとザンクト・パウリが対戦した。ハノーファーのMF原口元気は先発し、89分までプレー。DF室屋成はフル出場を果たした。一方、ザンクト・パウリのFW宮市亮はメンバー外となった。

 試合は2分にザンクト・パウリが先制すると、アウェイチームは10分にギド・ブルクシュタラーが頭で追加点を獲得。ハノーファーは2点のビハインド折り返した。

 すると53分、原口が反撃の狼煙を上げる1点を決める。左から中に切り込み、エリアの外から右足を振り抜くと、シュートはゴール右下隅に吸い込まれた。さらに56分、原口が試合を振り出しに戻す。右サイドを深くえぐった室屋が柔らかいクロスを供給すると、飛び込んだ原口は頭で押し込んだ。原口にとっては、2014年夏からプレーしているドイツで初の“ドッペルパック”(1試合2得点)達成。また、室屋にとっては昨年夏の加入後、初のアシスト記録となった。

 しかし87分、ハノーファーはジャカ・ビヨルがこの試合2枚目のイエローカードをもらって退場し、残り時間を数的不利で戦うことになった。ハノーファーは耐えきれず、後半アディショナルタイム2分にザンクト・パウリの勝ち越しを許した。

 試合はこのまま終了し、ハノーファーは5試合ぶりの黒星で今季7敗目、ザンクト・パウリは第2節以来となる今季2勝目となった。次節、ハノーファーは24日にアウェイでニュルンベルクと、ザンクト・パウリは同日にホームでヤーン・レーゲンスブルクと対戦する。

【スコア】
ハノーファー 2-3 ザンクト・パウリ

【得点者】
0-1 2分 ロドリゴ・サラサール(ザンクト・パウリ)
0-2 10分 ギド・ブルクシュタラー(ザンクト・パウリ)
1-2 53分 原口元気ハノーファー
2-2 55分 原口元気ハノーファー
2-3 90+2分 イゴール・マタノヴィッチ(ザンクト・パウリ)

原口元気が2ゴールの活躍 [写真]=Getty Images