このほどブラジルで、視界の右と左で異なる天候に感動した男性が動画を撮影しながら神の偉大さを熱弁していたところ、落雷に遭った。男性はショックで転んだものの、ほぼ無傷だったため「神のご加護だ」とより信仰を深めたという。『LADbible』『Estado de Minas』などが伝えている。

ブラジル南東部ミナスジェライス州の町ミンドゥリ(Minduri)で今月10日、同地域の議員を務めるホセ・オマル・デ・オリヴェイラさん(Jose Omar de Oliveira、44)が落雷に遭い、危うく命を落とすところだった。

この日、ホセさんは友人のクラウディオ・アラウホ・レゼンデさん(Cláudio Araujo Resende)と共に山に登り、趣味のアマチュア無線を楽しんでいたが、目の前に神秘的な光景が広がった。右半分に綺麗な青空が広がっており、左側は雷雨と左右で全く異なっていた。どうやら山の左側だけが雷雨に見舞われているようである。この光景に感動したホセさんは「神の大いなる自然よ」と、神の素晴らしさについて動画を撮影しながら熱く語り始めた。

すると目の前に閃光が走り、爆発音とともに倒れてしまうほどの衝撃が襲った。なんとホセさんに向かって雷が落ちたのだ。しかし幸いなことに、衝撃による転倒とはじけ飛んできた砂利でかすり傷を負ったものの大きな怪我はなく無事だったという。

この衝撃の瞬間は動画撮影中のカメラに収められており、動画が地元メディアに取り上げられると「これは神の奇跡だ」と話題になった。

ホセさんは落雷に遭った当時の様子を、このように振り返っている。

「片側には太陽、反対には雨の広がる景色を目にして、とても美しい自然と神がいかに偉大であるかを(人々に)見せようとビデオを撮影することにしました。」

「この自然の力強さを見てください。ありがとう、神よ。我々は神によって救われました。」

「(落雷で)衝撃を受けた私たちは地面に転び、砂利が飛んできました。私たちは恐怖で叫びながらも車に駆け込んだのです。」

「興奮がおさまったところで『携帯が爆発したんじゃないか』と気になった私は、携帯に残されていた衝撃の瞬間(の動画)を目にしたのです。」

ホセさんは何度もこの山を訪れているがこれまでに落雷の経験はなく、今回の原因は「おそらく(撮影のための)携帯電話に雷が引き寄せられたのではないか」と考えているという。

この落雷の瞬間を収めた動画について、ホセさんは「『神はすべてにおいて偉大であること』『自然はとても巨大であること』の2つを示し、伝えたものである」と語っており、神の存在について自身の考えを以下のように述べた。

「このようにあなた方(メディア)と話ができていることが神からの奇跡なのです。」

「私が死ななかったのは、まだ寿命ではなかったからでしょう。」

「私は(神の)奇跡に遭遇しているからこそ、神がよりたくさんの幸運をこれから先も用意してくれていると信じています。」

画像は『Estado de Minas 2021年1月12日付Twitter「Homens são atingidos por raio na Serra de Minduri; veja o vídeo」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 YUKKE

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