ボクシング史に燦然と輝くレジェンドマイク・タイソンの珠玉の名勝負の数々を紹介する「エキサイトマッチ30周年SP~レジェンド名勝負選『鉄人』マイク・タイソン特集PART2」が、1月17日(日)昼5:00よりWOWOWライブにて放送。同番組に、那須川天心選手がゲスト出演する。

那須川天心、朝倉兄弟が語る格闘技の“中毒性”

WOWOW開局以来、世界最高峰のボクシングを充実の実況、解説陣とともに紹介し続けている「エキサイトマッチ~世界プロボクシング」。その30周年特別企画として、歴戦の名王者たちによる伝説の試合を紹介するシリーズを展開している。

今回放送されるのは、ヘビー級では小柄ながら、圧倒的な破壊力とスピードで数々のKO劇を築き、当時のヘビー級主要3団体を統一した鉄人マイク・タイソン特集の第2弾。

ヘビー級3団体統一を果たしまさに“無敵状態”となったタイソン東京ドームのこけら落としイベントとして臨んだトニー・タップスとの王座防衛戦をはじめ、マイケル・スピンクス戦、フランク・ブルーノ戦、そして世紀の番狂わせと言われた東京ドームでのジェームス・ダグラス戦を紹介する。

また、番組にはキックボクサーの那須川天心選手がゲスト出演。日本におけるタイソンの代理人を務めていた解説のジョー小泉と共に収録を盛り上げた。今回がボクシング番組に初出演となった那須川に、収録後インタビューを敢行。タイソンの印象や、選手目線でのすごさなどを語ってくれた。

タイソンのイメージは「耳を噛んだ人」!?

――番組に出演した感想を聞かせてください。

那須川天心マイク・タイソン選手のことは知っていましたが、戦績もそうですが、ちゃんと試合を見たことがなかったので、純粋に面白かったです。

――実際に試合を見た感想はどうでしたか?

那須川:やっぱりボクシングにはボクシングの良い所がたくさんあると思うんですが、自分なりにキックボクサーという違った視点から色んな話ができたかなと思います。また自分自身も試合を見ていて、こういう技術もあるんだな、とか勉強になる部分が多かったです。

――もともとマイク・タイソンというボクサーに対してどのような印象を持っていましたか?

那須川:戦績などは知らなかったのですが、もうとにかく凄い人というか、「マイク・タイソン」という一つのカルチャーというか、そういうイメージでした。

僕の中では、耳を噛んだ人というイメージが強く、そのことですごく話題になった人かと思っていましたが、ただそれだけでなく、その出来事の前にもいろんなすごい試合やエピソードがあるからこそ、あのような伝説的なことが起こっているのかなと思いました。

――収録前と後で印象が変わったりしましたか?

那須川:そうですね。若くしてチャンピオンになったということは知らなかったので、そんな若い時から時代を作ってきたボクサーなんだなと思って、改めて偉大な人だなと思いました。

――印象に残った試合は?

那須川:やっぱり負けたシーンです。時代を作ってきた人が負ける所っていうのは、なかなか見れるものではないと思うので。そういう所からもマイク・タイソンっていう名前がどれだけ有名かということや彼のすごさがわかったかなと思います。

――マイク・タイソンのすごかった部分はどこですか?

那須川:スピード、入り込み、瞬発力、全てにおいてヘビー級でいなかったタイプの選手だなと思いましたし、「相手を倒す」という気持ちもそうですけど、今までにいないっていうのがやっぱり時代を作ってきた人なんだなと感じました。

――今見てもすごかったと思いました?

那須川:すごかったですね。なかなかあのような選手は今後も出てこないと思いますし、本当にすごいなと思いました。

――那須川選手の次の試合はもう決まっていますか?

那須川:はい、2月28日に僕の主戦場のRISEで試合が決まっています。今はそこに向けてトレーニングをしています。 これからも皆さんに注目してもらえればうれしいですね。

「エキサイトマッチ30周年SP~レジェンド名勝負選『鉄人』マイク・タイソン特集PART2」に出演した那須川天心選手