プロ野球の最高年俸が8億円を突破した。 巨人菅野智之投手(31)が14日の契約更改で、1億5000万円アップの8億円(金額は以下推定)でサイン。ペタジーニ(巨人=2003~04年)の7億2000万円を抜いて歴代トップに躍り出た。
【2021年プロ野球年俸ランキング上位】(1月17日時点)
6、森唯人投手(ソフトバンク=29歳)4億6000万円
菅野は今オフ、ポスティングシステムでメジャー移籍を目指したが、交渉がまとまらず、巨人に残留した。最多勝&MVPの活躍で大幅昇給となった。野手では、ソフトバンク柳田が6億1000万円にアップし、02年松井秀喜(巨人)の歴代最高額に並んだ。
上位10選手のうち、日本一のソフトバンクが最多4人、リーグ優勝の巨人が3人を占める。参考まで、球団別の投手、野手の歴代最高年俸は以下の通り。
【12球団別・歴代最高年俸】
3、広島・黒田博樹 6億円(16年)
オリックス・金子千尋 6億円(15~18年)
7、中日・岩瀬仁紀 4億5000万円=(12年)
8、阪神・藤川球児 4億円(09~12年)
楽天・田中将大 4億円(13年)
10、西武・松坂大輔 3億3000万円(06年)
11、ロッテ・小林雅英 2億5000万円(06~07年)
ロッテ・涌井秀章 2億5000万円(17年)
◆野手
1、巨人・松井秀喜 6億1000万円(02年)
ソフトバンク・柳田悠岐 6億1000万円(21年)
3、阪神・金本知憲 5億5000万円(07~09年)
5、ヤクルト・山田哲人 5億円(20~21年)
楽天・浅村栄斗 5億円(20~21年)
8、西武・中村剛也 4億1000万円(16~17年)
9、中日・和田一浩 4億円(11年)
DeNA・筒香嘉智 4億円(19年)
11、広島・鈴木誠也 3億1000万円(21年)
1986年に落合博満が初めて「1億円」を突破してから35年。一流選手の目安だった1億円プレーヤーが、いまでは70人近い日本球界。菅野の8億円突破で、10億の大台もいよいよ見えてきた。
金額について菅野は「夢のある数字だと思います。野球離れが加速している中で、少しでも野球選手になりたいなと思ってもらえたら」。日本ハム投手で歴代最高のダルビッシュ有はメジャーリーガーになって年俸23億6000万円。ステップアップすれば、さらに大きな金額をゲットできる、まさに「夢のある商売」だ。
※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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