お笑いコンビ・マヂカルラブリーが、1月17日に放送されたバラエティ番組「日村がゆく 芸能界大妄想2021」(ABEMA)に出演。昨年優勝したM-1グランプリについて「完全にハメました!計算通り!」と、“M-1の勝ちルート”について語った。

番組はこの日、若手芸人をゲストに招き、2020年のお笑い界を振り返りながら“2021年のお笑い界がどうなっていくのか?”をテーマにトークを展開。その中で、マヂカルラブリーによるM-1決勝戦の裏話に注目が集った。

「勝ちルートは見えていた」と豪語する野田クリスタルが、M-1で披露したネタの順番について、「M-1って普通は準決勝でやったネタを1本目に持ってくるっていうのが定番なんです。でも僕らはあえて2本目にした」と告白。

さらに「最終決戦2本目で披露した“吊り革”のネタは今年1番良かったネタだったけど、あえて2本目にやったんです」と打ち明けると、その理由として「吊り革のネタを1本目でやるとあまり食いつきが良くないというか、理解されない事が多い」としながら、「1本目に披露した高級フレンチのネタは1発目が1番ウケる」と言及した。

これに対し、相方の村上も「本当に高級フレンチネタでスベッた事ないです」と語ると、「では、なぜ1番ウケると自信があるネタを2本目にしなかったのか?」という話題に。

野田は「後半尻すぼむんです。後半を直して直して…ってやったんですけど、どうしても後半尻すぼむ。『面白かったけど後半弱かったよね』だと、決勝の最終決戦には残れないと思った。でも今回は『後半弱かったけど1発目強かったよね』になったんです。結果、最終決戦に残ったので、もうイケると思いました。行けたらあの“吊り革”がやれるんで(笑)」と振り返った。

さらに「M-1前に行われた打ち合わせでも、『もう“勝ちルート”はこれしかないっしょ』って言ったぐらい完全にハメました!計算通り!」と自信満々に語ると、バナナマン日村勇紀は「カッコイイ!」と目を輝かせたが、その一方で、1stラウンド終了時の順位にも注目。

「もし優勝候補のおいでやすこがが『上がってくるな…』ってなった時はどうするつもりだったの?」と質問すると、村上は「その勝ちルートも、野田の中でめちゃくちゃブレだしたんです」とまさかの告白。これを受け、興味津々の日村が「じゃあネタを披露する順番によっては、“吊り革”を先にする可能性があったの?」と質問すると、野田は「トップバッターだったら“吊り革”をやって、そのまま死のうと思いました(笑)。1発目に吊り革をやって、大会もろともぶっ壊そうと思って(笑)」と、死ぬ気で挑んだ当時の裏側を赤裸々に明かした。