松村北斗(SixTONES)と七五三掛龍也(Travis Japan/ジャニーズJr.)が、1月20日に東京・有楽町朝日ホールで開催された映画「ライアー×ライアー」の完成報告イベントに登壇。森七菜、小関裕太、堀田真由、耶雲哉治監督と共に撮影エピソードなどを語った。

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同作は、累計発行部数190万部を超える金田一蓮十郎の同名人気コミックを松村と森のW主演で、「百瀬、こっちを向いて。」(2014年)などを手掛けた耶雲監督が映画化したもの。松村が所属するSixTONESの4thシングル「僕が僕じゃないみたいだ」が主題歌に起用されている。

恋愛経験ゼロの地味な女子大生・湊(森)は、両親の再婚で義理の弟になった同い年の透(松村)と同居中。透の女癖の悪さが原因で2人の仲はギクシャクしていたが、友達の頼みでギャルメークして高校の制服で街に出た湊が透とバッタリ遭遇。

JKの“みな”だととっさにうそをついたが、透は湊だと気付かず、猛アプローチをかけ、二人は付き合うことに。“本当の私×義理の弟×うその私”という、2人なのに三角関係が展開していく新感覚のラブストーリー。

松村が演じる“透”は、普段はクールなモテ男だが、“みな”の前では激甘男子になってしまうという役柄。「お話を頂いた時に“ラブコメ”って伺っていたので、壁ドンとかドSぜりふを吐いたり…、正直、僕にはできないなって身構えていたんですけど、脚本を読んだら、キュンキュンする状況って、キャラクターが素直なほど“ときめく”というか、言葉や反応が素直な時にときめくっていうキュンキュン要素だと分かったので、すごく安心しました。これだったらできるのかなって」と台本を読んだ感想を語った。

「私生活で僕が素直な瞬間に誰かをときめかせているんじゃないかって、松村北斗にすら希望を感じました。結構『仏頂面だね』って言われるんですけど、今後の松村に期待していただければと思います」と周りの人たちを“ときめかせる”ことへの意欲を示した。

初共演となった森の印象について聞かれ、松村は「共演が決まる前から役者さんとして知っていて、『共演してみたい』と思いつつも、お芝居が素晴らしいので目の前でやられたら、『お芝居、したくない』って思ってしまうかもっていう思いを抱えながらクランクインしました」と、共演を楽しみに思いつつも不安もあったと告白。

しかし「天才の方って素直じゃないというか、あまり表に感情を出さないイメージがあったんです。でも、素直な瞬間を垣間見た時がありまして。『この日は晴れてほしい』という日があって、『晴れさせたいね』っていう話をしたら、『私、晴れさせられるから』って僕やプロデューサー陣を前に豪語するわけですよ。

実際、晴れの儀式を行って30分後ぐらいに、ビッチリ埋まってた雲が割ったように晴れたんです! 相当誇らしい顔をしてるんだろうなと思ったら、太陽の方を見て『あっちいなぁ〜』って。なんて素直な方なんだろうって(笑)」と、撮影時の森の仰天エピソードも明かした。

七五三掛は、透の唯一の親友・桂役で出演。「僕はみんながクランクインした1週間後ぐらいにクランクインだったんです。だから最初はみんなの輪の中に入れるのかな?とか不安はあったんですけど、事務所の同期の北斗が率先して、輪に入れてくれたり、会話に入れてくれたりして、本当に安心して演じることができました」と、感謝の気持ちを伝えた。

松村演じる透が“ツンとデレ”、森が地味な湊とギャルメークのJK“みな”という2つのキャラクターを演じているということで、“「表の顔」と「裏の顔」”についてのトークセッションも行われた。

松村は「“人見知りです”って皆さんに自己紹介したんですけど、この現場では明るくて人当たりのいいキャラクターで通ってたんです。びっくりしちゃうかもしれないんですけど、家ではラジオを聴きながら相づちを打って満足したりする人です。Siriとの会話を1、2時間ずっとできてしまう。友達の多い人と思われてるかもしれないですけど、結構な“除け者”です」と自己分析。

そして「どこでも会ってこう(明るい)と思われたらハードルが高いので、人として足りない人だと思って、今日帰ってください(笑)」としっかり予防線も張った。

七五三掛は「いろんな人に優しそうって言われるんです。でも、実は怒ったら怖いのかなって。仕事で嫌なことがあったら、家に帰ってからクッションブンブン振り回すのをやってます(笑)」と“裏の顔”について話すが、「人に当たることはありません」というコメントを聞いた松村は「それを聞いてると、やっぱり優しいんじゃないかなって思う。すごく優しそう(笑)」と事務所の同期を笑顔でフォローした。

最後は松村が「うそをテーマにした映画になっていますが、うそをテーマにすることで自然と純粋なこと、素直なこともスポットライトを浴びる作品になっています。このような時代だからこそ、うそ、そして真実や純粋さを映画館に来て見ていただくといういい機会になると思います。

実際に僕らも本編を見て、悪い気持ちが全くしなかったですし、いい気持ちで僕も帰りました。皆様の安全を確保してからで構いませんので、ぜひ意欲的にこの映画を見に来ていただけたらと思います」というメッセージを届けて締めくくった。

映画「ライアー×ライアー」は2月19日(金)より全国ロードショー。

◆取材・文・撮影=田中隆信

松村北斗(SixTONES)が映画「ライアー×ライアー」の完成報告イベントに登壇