俳優の岡田将生志尊淳が21日、都内で行われたダブル主演映画『さんかく窓の外側は夜』公開前夜祭舞台あいさつに、共演の平手友梨奈、森ガキ侑大監督とともに出席。岡田のバディ役を務めた志尊に感謝する一幕があった。

【写真】岡田将生、志尊淳、平手友梨奈らが登場! 『さんかく窓の外側は夜』公開前夜祭 舞台あいさつ

 ヤマシタトモコによる同名ミステリーホラー作品を実写化した本作は、霊をはらうことができる男と霊を視ることができる男が、“除霊”を使って謎や事件を解決していく姿を描く。岡田が霊をはらえる除霊師・冷川理人を、志尊が霊が視える特異体質に悩まされている書店員・三角康介を演じ、平手は物語の鍵を握る“呪いを操る”女子高生・非浦英莉可にふんする。

 昨年10月公開予定が、コロナ禍に伴い明日22日の公開になった本作。上映後の舞台あいさつとなった岡田は、観客に「1年前に撮影をして、やっと届けられるのをうれしく思っています」と感慨深い様子。志尊も「とにかく愛を注いで、本当に一生懸命作った作品が皆さんに届いたことがとにかくうれしくてたまらない」と興奮気味に明かした。

 氷川と三角というバディ役を演じた岡田と志尊。好きなシーンを聞かれ、岡田は「三角の優しさや温かみが後半にたくさん詰まってる。僕自身うれしくて、この役を演じられてよかったと思うし、(三角が)淳くんでよかったなって」と志尊を見つめながらしみじみと告白。それを受けて、志尊が「口説かれてます? 口説かれてる目線だった」と反応すると、岡田は爆笑しながらも「これ(アクリル板)がなかったら抱きしめたかったくらい」と感謝し、志尊も「ありがたい」と笑顔を見せていた。

 途中、「君は僕の運命だ」というセリフにかけて、運命を感じた体験を明かす一幕も。志尊は本作を「俳優の仕事を10年やらせていただいて、ものすごい深いところで感じられた作品」といい、「監督やスタッフさん、みんなが愛を注いでやってくれる瞬間を垣間見れて。すごく心に刻まれた作品、皆さんと出会えたのは胸を張って運命だったと言いきれます」と熱弁。それを聞き、岡田は「心撃たれた…」とこぼし、「本当にそうだと思う。僕は一度延期になって、(この状況化の中でも)明日公開されることを運命的に感じていて。今回、映画の力を感じた瞬間がたくさんありました」と感謝。また、志尊は「続きがあったらうれしいと思う」と続編を期待すると、岡田は「やるもん」と断言し、会場を盛り上げていた。一方、平手は今作での北川景子との共演を挙げ、「またご一緒できてうれしかった」と明かしていた。

 最後には、森ガキ監督から、岡田・志尊・平手へ向けた感謝の手紙のサプライズも。熱い内容に、岡田は「監督の現場には愛が溢れてる。本当にありがとうございます」と目を潤ませていた。

 映画『さんかく窓の外側は夜』は1月22日より全国公開。

映画『さんかく窓の外側は夜』公開前夜祭 舞台あいさつに登場した(左から)志尊淳、岡田将生  クランクイン!