リーガ・エスパニョーラ第19節が21日に行われ、エイバルアトレティコ・マドリードが対戦した。エイバルのMF乾貴士とFW武藤嘉紀はそろってスタメン入り。乾は6試合連続先発でフル出場、武藤は5試合ぶりの先発で77分までプレーし、先制点につながったPKを獲得した。

 試合は12分、15位のエイバルが先制に成功した。武藤がペナルティエリア右でヤニック・フェレイラカラスコに倒されてPKを獲得。キッカーはまさかのGKマルコ・ドミトロヴィッチが務め、GKヤン・オブラクとの勝負でゴール左隅に沈めて先制点を挙げた。28歳のドミトロヴィッチはキャリア初ゴールとなった。

 だが、リーグ戦5連勝中で首位のアトレティコは40分、相手DFのパスを目の前のマルコス・ジョレンテがブロック。エリア右に流れたセカンドボールをルイス・スアレスが右足で流し込んで同点ゴールを奪った。前半は1-1で折り返す。

 後半は一転して膠着状態のまま終盤に突入。アトレティコは85分、エリア中央でパスを受けたジョアンフェリックスが右足でゴール右隅を狙ったが、これはGKドミトロヴィッチの好セーブに阻まれた。それでも87分、エリア左に抜け出したスアレスが相手DFに倒されてPK獲得。このPKをスアレスが自らパネンカで沈め、アトレティコが逆転に成功した。

 試合はこのまま終了し、エイバルは守護神の先制点を守れず、逆転負けで2連敗。首位のアトレティコは逆転勝利でリーグ戦6連勝を飾った。

 次節、エイバルは24日にアウェイでセルタと、アトレティコは同日にホームでバレンシアと対戦する。

【スコア】
エイバル 1-2 アトレティコ・マドリード

【得点者】
1-0 12分 マルコ・ドミトロヴィッチ(PK/エイバル
1-1 40分 ルイス・スアレスアトレティコ
1-2 89分 ルイス・スアレス(PK/アトレティコ

[写真]=Getty Images