チェルシーを率いるフランク・ランパード監督が自身の解任の噂について言及した。22日、イギリスメディア『BBC』が報じている。

 チェルシーは直近のリーグ戦8試合で5敗と低調に陥っており、第19節を終えて8位につけている。そのため、同監督の解任の噂もささやかれており、昨年12月にパリ・サンジェルマンの監督を解任されたトーマス・トゥヘル氏や、2014年夏から2019年夏までユヴェントスを率いて現在はフリーとなっているマッシミリアーノ・アッレグリ氏が後任候補として挙がっているという。

 しかし、ランパード監督はその話に「耳を貸すつもりはない」と話し、自チームの改善に集中している。同監督は24日にFAカップ第4回戦で対戦するルートン戦に向けた記者会見で以下のようにコメントした。

「私はバカではないし、トップクラブを指揮する上でのプレッシャーも知っている。私はただ自分の仕事をするだけで、そんなことは気にならない。プレッシャーは問題ないよ。試合に勝っている時の方が幸せなのは間違いないし、今よりも10月、11月の方が明らかに幸せだった。私はただ仕事に取り掛からなければならないんだ」

 また、同監督は選手時代に築き上げたチェルシーとの絆を強調し、以下のようにコメントした。

「選手としての私のキャリアは素晴らしいものだったし、それはクラブの歴史に刻まれている。私はこのクラブの一員であることを誇りに思っていたし、そうあれたことが素晴らしかったということだ。そして、ここでのファンとのつながりや、彼らからのサポートも素晴らしいものだ。クラブを指揮する間、私はベストを尽くすが、どこで仕事をしようが私のような人間であることに変わりはない」

クラブでの仕事に集中するフランク・ランパード監督 [写真]=Getty Images