新型コロナウィルスの新規感染者数が急増し、ここまでくると、「もしかしたら自分も感染しているのでは……」と不安になる方も多いでしょう。そんな中、民間でPCR検査が受けられる施設が続々とオープンしています。民間のPCR検査は医療機関と異なり、価格が20003000円程と安いことが特徴的です。

 しかし、現在は予約が殺到しており、最低でも1週間以上は待たなくてはいけない状況が続いているとのこと。そんな民間のPCR検査とは一体どういったものなのか。その内容や実態を調査すべく、実際に検査を受けてきました。

◆2週間先まで予約は一杯だが……

 新宿歌舞伎町、及び新橋にある新型コロナPCR検査センターでは、1月中旬現在、最短でも約2週間後以降の予約しかできない状態となっています。また、他の民間PCR検査施設でも、2~3週間は予約が取れない状況ののようです。

 しかし、新型コロナPCR検査センターは、キャンセル料がかからないこともあってか、予約状況を見張っていると前日に突然空きがでるケースもあります。筆者は実際、予約可能が最短10日後でしたが、粘って見張った結果、翌日の夕方に検査できました。しかし、基本的に無症状者が対象なので、「体調悪いからPCR検査受けようかな」みたいな方は、必ず医療機関で受けなくてはいけません。

◆現金支払いができない!?

 検査のために向かったのは「新型コロナPCR検査センター歌舞伎町店」。雑居ビルの一階にあり、個別に検査をするブースが並んでいます。“狭めの選挙投票所”といったイメージの場所に、常に5~6人が検査を行っている状態です。支払い方法は電子マネー決済のみで、SNSには「現金しか持っていない人が揉めていた」との情報もありました。検査に行く前に自分が持っている電子マネーが対応しているか、しっかりチャージができているかなど、チェックする必要がありますね。

 検査の対象は発熱などの症状が出ていない人との記載がありましたが、現場で検温は行われませんでした。ということは、仮に症状が出ていたとしても検査を受けられてしまいます。ここは改善すべき点かもしれません。

◆唾液を使った検査のためレモン梅干しを見る

 受付後、試験管が入った袋が渡されました。これを持ってブースに行き、1.5ml以上の唾液を入れ、最後にシールを貼って終了です。入ってから約5分で全て終わりました。唾液を出すのに時間がかかってしまうのではないか……と不安になっている方もいるかもしれませんが、そこは心配ご無用。全ブースにレモン梅干しの写真が貼られているので、それをジッと見つめれば、しとどに唾液が溢れ出てきます。シンプル過ぎる手法に思わず笑ってしまいましたが、「これがあるから円滑に進められるのかもしれない」と思えるほど効果抜群でした。

◆翌日には検査結果が送られてくる

 検査結果は翌日の24時までにメールで送られてきます。参考までに私の場合は、

検査を受けた時間…17:05
検査結果が届いた時間…翌日19:38


 と、なりました。SNSを見ると「23時台に届いた」という人もいましたが、24時までにはちゃんと届くようです。

 届いたメールタイトルは「新型コロナPCR検査センター歌舞伎町店 検査結果 陰性報告」。メールには結果の後に注意事項が長文で書かれており、簡単にまとめると「この検査で陰性でも100%安心しないでください」といった内容でした。確かに無症状の自分が「陰性」と言われたら、少しホッとして気が緩んでしまいそうになります。ただ、陰性だったからこそ、ここからさらに気を引き締める気持ちでいないといけません。

 なお、民間のPCR検査で陽性の疑いが出ても、毎日ニュースに出ている新規感染者数の人数に含まれません。陽性だった人は改めて医療機関でPCR検査を受ける必要があります。今回の検査結果を受けて、民間のPCR検査は束の間の安心を買うためのものだと実感しました。無症状で、ちょっとした安心を買いたい人にとっては、20003000円は安いと思います。

 しかし結果を100%信じたり、陰性で安心してはいけないことを忘れてはいけません。無症状ではあるものの、新型コロナ感染の不安を“軽く拭いたい人”は、受けてみてもいいでしょう。ただ、それ以上に私たちは感染予防を徹底する毎日の心がけが大切だと痛感させられました。

【セールス森田】
平成まれのパチンコライター。CS放送のパチンコ番組などに出演する際は、信頼度のパーセンテージを他の事柄に例えるネタを披露している。現在はweb媒体を中心に活動中